石田勝紀さんという方の『学業不振の子に教えたい、"絶対積極"の力』という文章を読みました。
約25年にわたって学習塾を運営して多くの子供を指導し成績向上に導いてきた石田さんは、「心・体・頭のしつけ」をすることが重要と語ります。
今回は、どんな出来事も、「自分を鍛えるための経験だ」と思うことができれば、人生に前向きになれるという「絶対積極の力」について、熱く語られています。
どんな出来事もネガティブにとらえるか、ポジティブにとらえるかで考え方も、その後の人生も変わるに違いありません。
【学業不振の子に教えたい、"絶対積極"の力】http://toyokeizai.net/articles/-/56777
… 多くの子どもたちは、間違えることをとにかくおそれています。間違えると怒られるからか、自信を喪失することをおそれているのか、それとも小さい頃から間違えることは悪いことだと教えられているからかはわかりません。ですが、多くの大人もそうですから、子どもがそう思うのも無理もありません。
しかし、一見、マイナスと思われることが実はプラスのことであるということを知るのは大事なことです。これを私は「絶対積極」と言っています。私が教育するときに最も重視している考え方です。この「絶対」という言葉が重要なのです。
私たちは日常において、いいことがあるとラッキーだったと思います。一方、嫌なことがあればツイていないと思います。ラッキーなときは積極的な心になれますが、アンラッキーなことがあると心が沈み、消極的、否定的になります。このような積極的な状態は消極的と比較して積極なので、これを相対的積極状態と言います(相対とは比較的にという意味です)。
しかし、私が言う絶対積極状態とは、いいことがあってもラッキーであり、悪いことがあってもラッキーだという最強マインドの状態なのです。
… 中略 …
大切なことは原因分析であり、よくても分析、悪くても分析です。子どもがまだ小さければ子どもと一緒に行い、そうでなければ、原因分析という思考方法を教えて子ども自身でやらせることです。そうすると、点数による一喜一憂ではなく、問題点の解決という積極的視点に焦点が移動します。視点が移動すれば心がブレずに、前向きになっていきます。
絶対積極という考え方は、勉強のときのみならず、人生においても有効的な考え方です。勉強においても、人生においてもトラブルは付きものであり、順調にばかり進むわけがありません。必ず障害物がやってきます。そのときにいちいち反応して、心をアップダウンさせても意味がありません。まして、親がいつも振り回されていると、子どもは親の反応に敏感なので、すぐブレていきます。
トラブルが起きたら、「よしやっと来たか。これでまた成長できる!」と思って、さっさと解決させていきます。心がこのように前を向いていると、トラブルをマイナスに感じるレベルが軽減されていくのです。このような心の状態を、日常生活の些細な出来事で習慣化させていくと、勉強のときでも絶対積極という最強マインドが当たり前になっていきます。
子どもの心を絶対積極化させることを通じて、親も同時に、この最強マインドを身に付けてみてください。様々な場面で大きな効果が出るはずです。
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どんな出来事も、前向きに考える人の前では人生の糧になりますし、ネガティブに考える人には人生を暗くする原因になってしまいます。
要は心の持ち方ひとつと言うこと。で、それは自分の意思で何とでもなるではありませんか。
どうぞ元の記事を読んで元気を出してください。