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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

亡き友に影膳を

2014-11-25 23:45:36 | Weblog

 かつて同じ課で一緒だった仲間が集まって懇親会をしました。

 これまでの社会人生活の中でいくつも職場を渡り歩きましたが、この時の課はイベントや課題が多かったのですが、それを皆のチームワークでこなして乗り切ったという一体感が強くて、今でも一声かければ集まろうという機運に充ちているのです。

 今日は八人が集まって会を始めようとしましたが、かつての同僚の一人が今日ここには来られません。それは彼が不幸な形でこの夏にこの世を去ったからです。

「彼は飲んでカラオケ行ったらズボンを脱ぐんだよな~」
「すぐに脱いじゃう三人衆の一人だったよね」

 思い出話に花を咲かせて宴会が始まります。

「御飲み物は何になさいますか」とお店の女性が注文を取りに来ました。

「ビール7つとウーロン茶が一つ。それと小さなコップ一杯にビール入れて来てください」
「あ、はい…」

 お店の女性は不思議そうな顔をしながらも、お願いした通りの飲み物を持ってきてくれました。

 
 全員が揃ったところで私から皆さんに提案が一つ。「今日来てほしかったけれど残念ながら来られない彼のために黙祷をしようじゃありませんか」
 もちろん全員賛成。

 コップ一杯のビールを影膳にして集まった皆で彼の冥福を祈りました。

 生きている我々はこれからも一生懸命に生きていこうと思います。
 

コメント (1)
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