北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

発すれば届く…かもしれない

2011-09-27 23:45:49 | Weblog
 私はevernoteというネット上の個人用ドキュメント管理システムを使っています。

 evernoteはスキャナーとも相性が良いので、新聞のスクラップ記事などはスキャンしてすぐに送ってしまえば、あとはなんとかなるのです。

 特に、日々の予定などは紙でもらうとすぐにどこかへ行ってしまうのですが、現物をもらうと同時にevernoteへ送ってもらうことにしています。

 evernoteには無料でのお試し利用と、年間使用量を払うプレミアム利用がありますが、プレミアムにすると月々1GBまでデータを送ることができるようになります。

 ハードディスクがクラッシュしてデータが吹っ飛んじゃうことを考えたら、データのリスク管理上もメリットは大きいのです。

 
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 ところで、このevernoteはネットの向こう側にデータがあるので、我が家で作業をした後に職場のパソコンでその続きの作業をする、という芸当ができるのも嬉しいところ。

 いちいちデータを持ち歩かなくても良いのが嬉しい…と思っていたのですが、今日職場でパソコンを開いてみると、昨日の作業を反映したデータが見つかりません。

 送ったデータはevernoteのサーバーと同期をすることでどこでも使えるようになるのですが、この同期がどうやらうまくいっていないよう。

 職場では何度トライしてもだめで、とうとうさじを投げてフェイスブック上で「evernoteの同期がうまくいかなくて使いにくい」と愚痴をこぼしたところ、たちまちネット上の友達何人かから反応が返ってきました。

 曰く「私はdropboxを使っていますがこちらも便利ですよ」、「単純なファイルの共有化であれば、Dropboxのほう​が使いやすいですよ」など、Dropbox派による「evernoteやめたら?」という逆襲のアドバイス。

 ところがその一方で「私はevernote派。スキャナーと連動など便利な機能が多いですからね」、「自動で同期する時間を短くしてみてはいかがですか」などといったevernote派からの応援もあって、結局一体どっちが良いかよくわからない(笑)。

 多分自分の使い方により合う方があると思うのですが、しばし試行錯誤の時間が必要かもしれません。


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 ところで、こんな風にフェイスブックなどで繋がっていられれば、ちょっとした悩みなどはすぐにネット上の友人たちからのアドバイスの輪が広がります。

 悩みは声や文字にして外に出さないと誰も気づいてはくれませんが、逆に出しさえしてみれば誰かが気付いてくれるかもしれません。

 繋がっていることを資産だとする考え方では、これを「関係資本」と呼びます。関係しているというのは新しい価値を生む源だというのです。

 でもただ関係しているだけではいけません。この関係の中に情報や行動を放り込まなくては化学反応は起きません。

 だから、気づいたことでも考えたことでも、やってみたことでも、何でもよいから情報を発信してみましょうよ。

 自分には当たり前のつまらないことでも、他の人に刺激を与えることがありえるのです。





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 幕末の日本からは陶器がヨーロッパに向けて輸出されましたが、その隙間に間詰めする梱包材に使われたのが浮世絵の版画が印刷された紙で、これがゴッホなどヨーロッパの印象派に深い影響を受けたのは有名な話。

 
 発しない声は聞こえないけれど、発すれば誰かが聞いているかもしれないのです。

 まずは自ら発するという実践をしてみてはいかがでしょう。 
コメント
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