北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

住まい選びのキモ

2009-08-28 23:37:11 | Weblog
「100%ご満足いただける物件ということになるとなかなかないかと思いますが・・・」

 夕方に突然飛び込んだ住宅斡旋仲介業の担当者Sさんが「いかがでしょうか?」という表情でこちらを見る。娘の住まいを探すアパート選びでの一コマです。

 この九月から上京して就職する娘の住まいを探すのはなかなかに難渋。最初は都市再生機構の公団住宅を考えたのですが、実際に内覧をしてみると駅からの距離や家賃、室内の調度などの面で娘は気乗りしない様子。

 機構の営業所キャンセルをした後に、近くにあった民間の住宅アパート仲介会社に「情報だけならタダだよね」と飛び込んでみました。

 するとさすがに民間の仲介業者さんには、バリエーション豊富な空き室情報がたくさんあり、条件を入力することで候補地が数多く打ち出されてきました。

 そこで、良さそうな物件を三つほど決めて、現地内覧に案内してもらうことにしたのです。こういうことはやれるときにやってしまわないと気持ちが落ち着きませんからね。

 一軒目、二軒目と見た後の三軒目のアパートは7月に完成したばかりの物件。駅からの距離やちょっとした室内設備なども好印象なうえに新築状態で入れるとのことで、娘としては特に気に入って、もうこれ以上探そうという気がなくなりこちらに決めました。

 冒頭の言葉はこの三軒目の物件を見せてもらっていた時のSさんの言葉です。

 いろいろな条件がある中でも、これは絶対に譲れないと思うことと、本当は気に入らないけどまあ我慢出来ること、実際はどうでもよいことなど、何がお客さんの心の琴線に触れるのかを知るのはなかなか難しいこと。

 望みの全てを満足させる事ができないときに、自分が選択をするキモはなにかを考えてみると、自分の好みや基準が改めてよく分かります。

 さて、今週末はいよいよ総選挙の投票日。

 全てを満足させる政党はなさそうですが、そのなかで何が好みで、何は許せないのか、そして自分が判断する基準は一体何なのかが問われます。

 アパートならばお金を出して変わることもできそうですが、選挙で選んだ家はお金を出してもその屋根の下から変わることはできませんからね。 
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東京の住まい選び

2009-08-28 00:37:58 | Weblog
 9月から東京で働く娘の住まいを決めようと、午後は休暇を取って、申し込んであった東京の東のはずれにある公団住宅を内覧してきました。

 実際に見たらすぐに決めるつもりで乗り込んでみたものの、さすがに昭和47年築の公団住宅。リフォームはしてくれていて、「わ、天袋がある」とか、「ははん、ここは昔煙突があった跡だな」などというのが分かって、私などは楽しかめました。

 しかし娘のような若い娘にはちょっとフィーリングが合わなかったようで、ここに住むことに消極的になりました。

 住まいを決められないまま立川の機構営業所を訪ねて、もっと良い物件がないかと調べてもらいました。内覧したものよりも少し都内に近い物件があったのでとりあえず仮押さえ。

 明日も内覧か…、と思ったところ…

    ※    ※    ※    ※

 さて帰ろうか、と階段を下りたところでワンフロア下の階には民間の住宅仲介業者が入っていて、ちょっとだけ覗くつもりでもっている住宅情報を問い合わせてみました。

 すると、バス・洗面所が別、インターネット、新しいことなどの条件をクリアした物件が数戸出てきて、見るだけならと車で現地を3箇所連れて行ってもらいました。

 すると前二物件はそれほどでもなかったのが、三件目は駅からも近いし、部屋は新築したて、それにインターネットも完備…など、魅力的な物件なのでした。

 妻も娘も気に入って、話しはとんとん拍子にすすみ、ここで決めようということに。

 契約の前提となる手続きを終えたのは夜の9時。熱心に案内してくれた担当の方には頭が下がります。

 さてさて、引っ越しが出来るのが来週の5~6日ということに決めました。父と娘の割と密接な最後の時間かも知れません。

 
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