北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地震への備え

2009-08-16 23:51:56 | Weblog
 夕方に東京へ戻ってきました。やはり北海道から来ると東京は暑いです。

 長旅を終えて宿舎へ入ってみると、廊下に名刺を整理している紙の箱が散乱し、出る時に切ったはずのパソコンの電源が入っていました。そんなばかな?

 よく見ると、どうやらパソコンはスタンバイ状態にしていたようで、それが東海地方を襲った地震の余波でスイッチが入ってしまったみたいです。

 ということは、何日もパソコンの電源が入りっぱなしでいたということでは…。これはとんだところで地震の影響を受けてしまいました。

     ※    ※    ※    ※

 今回の地震の影響で東名高速道路が崩れて不通になったことで、改めて東海地方での東西交通が実は脆弱なものか、ということが明らかになったのではないでしょうか。

 東西交通は東名高速、新幹線、国道一号線などを利用して人や物が流れていますが、これのどれかが潰れても日本経済には大変な影響を与えます。

 そのためのリスク回避措置として、高速道路では現在の東名よりも山側に第二東名構想道路が建設中されています。

 山や谷の多いところにトンネルや橋梁で飛ばして行くので建設費用も結構かかります。しかし、災害のようにいつ起こるか分からない災害に対応するように備えておくことが必要です。

 こうしたゆとりや余裕のことを「リダンダンシー」と言うのですが、交通量だけなら今の東名でも十分ではないか、という交通量の議論以上に、いざというときの余裕やゆとりの必要性を、社会はどのように考えているでしょうか。

 第二東名の整備にはまだ数年の時間がかかりますが、予想される東海大地震との時間競争がどのようになるのか心配です。

 災害対応には、起きてからの対応と、起きる前にやっておく備えとがあるのです。

 


NEXCO中日本 ホームページより
 http://www.c-nexco.co.jp/corp/construction/relation/dai2toumei.html
 
コメント
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