北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

百貨店はいるのか

2009-08-03 23:50:01 | Weblog
 北海道の都市再生の方向性について意見交換をする会議に出ていました。

 ある方が、「20年前に道内各都市の特徴について書き並べた資料があったことを思い出しました。そのときは『道内の都市は多様でそれぞれに特徴があるなあ』と思ったものですが、今こうやって道内各都市の課題や問題を並べてみると、ほとんど同じようなことに悩んでいて、特徴がなくなりつつあるような印象ですね」と述べたのを面白く感じました。

 道内では次々にまちなかから百貨店が姿を消しつつあって、一向に歯止めがかかりません。無くなってみて始めて感じる空虚感。

 市民にしてみれば、どこで買おうと同じだった行動の延長戦の出来事です。

 別な方が言いました。「私は百貨店友の会に入っていて、百貨店の人たちとその振興を模索しています。地域に百貨店は大事な存在だと思っています。しかし地域の百貨店というと、昔の呉服屋さん上がりでして、未だに気持ちは地域の大旦那なんですね。儲かっていないのに、地域の経済のことを一生懸命に考えていたりするんです。最近は、『百貨店売り上げが対前年比でまたマイナス』などという報道がさらに百貨店から足を遠のけることになったりして、まさにデフレスパイラルですね」

 まちなかが特徴のないお店の並びになりつつあります。

 地域の顔はどのように作れるのか。悩みは尽きません。

 
コメント
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