北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ガールスカウトに元気を

2009-08-15 23:49:49 | Weblog


 知人からの紹介でガールスカウト協会の役員をしていらっしゃるAさん(女性)とお会いしました。

 秋にガールスカウトの支部役員による研修会があるのですが、そこで少し元気になるようなお話をして欲しいとのご依頼です。なんとまあ。

 ガールスカウト。Wikipediaでは、「ガールスカウトは1908年にイギリスでロバート・ベーデン=パウエル卿が発足させたボーイスカウトにならい、1910年にベーデン=パウエル卿の妹アグネス・ベーデン=パウエルによって発足したガールガイドを母体として、1913年にアメリカのジュリエット・ローがこれにならって創設した少女訓育団体を指す」となっています。

 日本にもたらされたのは1920年のことで、来年の2010年は日本でのガールスカウト活動90周年の節目を迎えるのだとか。90周年と一言で言いますがなんと息長く支持されてきた活動かを物語ります。

 会に参加出来るのは小学校就学1年前からのテンダーフットと呼ばれる段階から。そこから小学校1~3年のブラウニー、小学校4~6年のジュニア、中学校1~3年のシニア、高校生のレンジャー、そして成人会員ということになります。

 日々の活動を通じて、自己開発、人との交わり、自然と共に、という三つのポイントを大切にしながら、自分自身と他の人々の幸福と平和のために責任ある市民として自ら考え行動出来る女性を目指すとされ、まさに徳のある女性になるための活動を実践しているのです。

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 しかしながらこの活動も今日課題が山積していて、それが悩みの種。課題の一番大きなものは支部や団によっても差はありますが、なんと言っても参加者の減少です。

 日本の少子化や人口減少局面にあって、今はどの組織も参加者を維持するのに必死な状態です。まして子供時代となると塾やスポーツクラブなどとの競合もあって、参加することに意義があるとは知りつつも、二の足を踏んでしまう人たちも多いのでしょう。

 しかし、学業やスポーツという特殊な能力を開拓する活動に比べて、人との交わりや自然とのふれあい、自己開発といった総合的な人間力を育てる活動は本来比べられるものでも無いような気がします。

 なにより、ガールスカウトが大切にする「約束とおきて」の最初には「私は神(仏)に対する努めを行い、地域と国と世界への責任を果たし、人に役立つことを心がけ、ガールスカウトのおきてを守ります」とあるのが素晴らしい。

 人間が社会で生きて行く上で、信仰への敬愛の念を含めた人生観は極めて大切な価値観だと私も考えているからです。

 秋口にはそうした価値観を再確認しながら、活動の活性化に繋がるようなお話をしたいものです。  

 今日は終戦記念日。今日の日本の繁栄の礎を築いた英霊に思いを寄せつつ。

 http://www.girlscout.or.jp/ 
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