北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

予測出来ない行動

2009-07-10 23:49:27 | Weblog
 バレーボールのミュンヘンオリンピック代表の森田淳悟選手と言えば、ドライブサーブが得意でかっこよかった思い出があって、私も好きな選手でした。

 その森田選手から私の知人が聞いたという話。

 バレーボールは完全にフォーメーションのスポーツ。どこへどういうトスを上げればどうスパイクを打ってくるのでどうブロックするか、ということがほとんど決まっているのだそう。

 だから森田さんは試合中のトスなどのときに、この選手なら反応出来るだろうという程度のハプニングを入れるのだそう。

 そうすると相手のフォーメーションが狂って攻撃を決めることが出来るのだとか。

 有名な一人時間差もそんなことから生まれたのでしょうか。

    ※    ※    ※    ※

 国と国とが紛争状態の時に、行動に予測出来ない部分が若干でもあると自分の身を守るのに役立つのだといいます。

 あなたが10人にこづかれると必ず11人目にキレるとします。そうすると相手は10人目でこづくのを止めるでしょう。相手はそこまでなら大丈夫だと知っているから。

 だから時には2人目でキレましょう、しかもキレ方もランダムに。相手はどこまで何をすればどういう反応を示してくるかが分からなくなり手を出せなくなってしまいます。

 相手にとって予測が出来ない行動は、相手への抑止力を高め、こちらの防御力が増すことになるのです。

 半島の無法者国家と日本を見ればよく分かるではありませんか。

 向こうはいつ何をするか分からない相手。それに対して日本は絶対に殴り返してこないであろうと思われています。

 これがいかに相手にとって御しやすい存在であることか。

 たまには強烈な反応を返すことは、相手にしてみればとっても怖いことなのです。それをやらせないようにし向ける組織があるとすれば、それは誰の味方であるのか。

 それができれば、武器を増やすよりもよほど効果的な防衛のあり方ですが。 
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