「開発局廃止へ!首相明言 流れ加速」というショッキングな報道にいささか落胆している私ですが、北海道の知人が興味深い情報を贈ってくれました。
「こままささん、本当はこんなやりとりみたいですよ」
首相と番記者の一問一答を書き起こしたペーパーです。
道内で北海道開発局が廃止になるという方向性が出たということで動揺が広がっていますが、それに対して官邸サイドから「本当の首相と貴社とのやりとりはこういう会話ですからね(これ以上でもこれ以下でもないですよ)」という趣旨の情報提供があったというのです。ちょっと大きいけれど貼り付けます。

これを見る限り、首相が「開発局は解散すべき」などとは一言も言っていないことが分かります。
番記者と首相との正確なやりとりは
記者「北海道開発局を廃止にするとの議論が開始したとのことですが、本当でしょうか」
首相「どっちがいい?北海道の住民として」
記者「今のままで残すのは良くないと思います」
首相「難しいな、大いに参考にしたいと思います」
記者「指示はされたのでしょうか」
首相「してない、まだ。懸案事項ですからね、予(かね)てからの。北海道に限らず、他の地域においても、将来のそういう流れの中で、道州制を目指して、その前に分権をしなけりゃいけない。しかし北海道はすでにもうやると決めているんだから、だったらどんどんやったらいいんじゃないでしょうか。それが私の答えです」というもの。
これが例えば北海道新聞の記事の見出しとしては「首相が開発局廃止に言及 『分権へ合理化必要』 統廃合の論議加速」となり、記事では「福田康夫首相は二日、官製談合事件が続発した開発局の廃止について、「できるならやった方がいいというのが私の考え方だ」と述べ、道州制導入や地方分権推進の観点からは廃止が望ましいとの考えを表明した。開発局の存廃をめぐっては、政府の地方分権改革推進委員会が現体制の抜本的見直しを議論することにしており、首相発言で開発局廃止論議が加速しそうだ。
首相は開発局廃止を「かねてからの懸案事項」と指摘。「北海道にかかわらず、他の地域も将来の道州制を目指し、その前に分権をきちんとしなければいけない。北海道は(道州制を)やることを決めている」との認識を示したが、廃止検討の政府内への指示は「していない」と述べた」となるわけですね。 参考:http://www.hokkaido-np.co.jp:80/news/politics/102534.html
原文のやりとりから「(北海道開発局の廃止について)できるならやった方がいい」と読み解くのはなかなかの力量が必要です。私は道州制などの地方分権をどんどんやったらいい、と読み取ったのですが、皆さんはどう読み取るでしょうか?
それにしても首相から「どうしたらいい?北海道の住民として?」と訊かれた記者は北海道と分かる格好でいたのでしょうね。どこの新聞社なのかな?
これを知った知人のA君は激怒、知人のB君は「マスコミなんてそんなもんじゃないの?」としらけ気味。
さて皆さんはどっち? それにしても…、うーむ
「こままささん、本当はこんなやりとりみたいですよ」
首相と番記者の一問一答を書き起こしたペーパーです。
道内で北海道開発局が廃止になるという方向性が出たということで動揺が広がっていますが、それに対して官邸サイドから「本当の首相と貴社とのやりとりはこういう会話ですからね(これ以上でもこれ以下でもないですよ)」という趣旨の情報提供があったというのです。ちょっと大きいけれど貼り付けます。

これを見る限り、首相が「開発局は解散すべき」などとは一言も言っていないことが分かります。
番記者と首相との正確なやりとりは
記者「北海道開発局を廃止にするとの議論が開始したとのことですが、本当でしょうか」
首相「どっちがいい?北海道の住民として」
記者「今のままで残すのは良くないと思います」
首相「難しいな、大いに参考にしたいと思います」
記者「指示はされたのでしょうか」
首相「してない、まだ。懸案事項ですからね、予(かね)てからの。北海道に限らず、他の地域においても、将来のそういう流れの中で、道州制を目指して、その前に分権をしなけりゃいけない。しかし北海道はすでにもうやると決めているんだから、だったらどんどんやったらいいんじゃないでしょうか。それが私の答えです」というもの。
これが例えば北海道新聞の記事の見出しとしては「首相が開発局廃止に言及 『分権へ合理化必要』 統廃合の論議加速」となり、記事では「福田康夫首相は二日、官製談合事件が続発した開発局の廃止について、「できるならやった方がいいというのが私の考え方だ」と述べ、道州制導入や地方分権推進の観点からは廃止が望ましいとの考えを表明した。開発局の存廃をめぐっては、政府の地方分権改革推進委員会が現体制の抜本的見直しを議論することにしており、首相発言で開発局廃止論議が加速しそうだ。
首相は開発局廃止を「かねてからの懸案事項」と指摘。「北海道にかかわらず、他の地域も将来の道州制を目指し、その前に分権をきちんとしなければいけない。北海道は(道州制を)やることを決めている」との認識を示したが、廃止検討の政府内への指示は「していない」と述べた」となるわけですね。 参考:http://www.hokkaido-np.co.jp:80/news/politics/102534.html
原文のやりとりから「(北海道開発局の廃止について)できるならやった方がいい」と読み解くのはなかなかの力量が必要です。私は道州制などの地方分権をどんどんやったらいい、と読み取ったのですが、皆さんはどう読み取るでしょうか?
それにしても首相から「どうしたらいい?北海道の住民として?」と訊かれた記者は北海道と分かる格好でいたのでしょうね。どこの新聞社なのかな?
これを知った知人のA君は激怒、知人のB君は「マスコミなんてそんなもんじゃないの?」としらけ気味。
さて皆さんはどっち? それにしても…、うーむ
