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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

おやじの会の忘年会

2006-12-09 23:24:22 | おやじの会
 毎日雪が融けるわりにはそれ以上の雪が降って、どんどん根雪に近づいているようです。うーん、このまま根雪になるのかなあ。

【おやじの会の忘年会】
 今日はおやじの会の忘年会です。

 7年前に始まったこの会も、去る人と新しく加わる人の新陳代謝を繰り返しながら、今年も無事に過ごすことが出来ました。

 忘年会の恒例行事は、中学校の体育館でのミニバレーと夜の宴会です。私の場合は、毎年この場に蕎麦を振る舞うこととしていて、午前中からその準備です。

 昨年は蕎麦打ち披露も兼ねて、宴会会場の地域の公民館へのし台を始め、道具を持ち込んで蕎麦を打つところから行ったのですが、今年は自宅で打って会場へ持ち込み、現地では茹でるだけにしました。

 自宅に知人のAさんが援軍として駆けつけてくれましたが、実際は打って試食をしてみる方がメインになりました。

 自宅にお客様が来ると、必要に迫られて家が少し片付きます。これもまたおやじの会の効用と呼べるでしょうか。

 応援してくれた知人は、かつてイギリスのスコットランドに住んでいたことがあって、イギリスと日本の差についていろいろと話が及び、昼飯として手打ち蕎麦を囲んでの楽しい日英文化比較論議が交わされました。

 Aさんによると、イギリス人を一言で言うと「質素あるいは質実剛健」というイメージなのだそうです。日本人と比較すると、ある程度のところで「足を知ってそれ以上は進まない」ということのようで、携帯電話などもまだごついものを使っていて、日本の携帯がどんどん小さく、かつ機能をいくつも付加するようなマインドがないのだそうです。

「自動車では日産の工場があることもあって、日本車は評価されていますが、みんなマニュアル車で、オートマチック車がほとんど売れないんです。そんなことに余計なお金をかける必要性を感じていないのでしょうね」とか。

「スコットランドではどういう家に住んでいたのですか?」
「築200年の石造りの家を借りて済んでいました。天井が高くて使わない部屋もたくさんありました。でもそれでいて、窓枠と石壁の間には隙間があってすきま風がぴゅうぴゅうふいていましたよ。みんなそんなもんだ、と思っているのでしょうね」

「行政のあり方ではどうですか?」
「向こうでは、公共料金も間違って請求されることがしょっちゅうあって、それに対する手続きのために手紙を書いたりすることもありました。日本じゃ考えられませんよね。ひどかったのは、ある日突然自宅の電話が他人の電話になってしまったということがありましたよ」

「え?それはどういうことですか?」
「なんだかどこかの工事でみすだったのでしょうか。自宅に電話をしたら突然違う家につながるようになってしまったんです」

「なんと適当な…」
「でも世の中そんなものだ、と思えば『郷に入りては郷に従え』で、さらなるサービス向上を目指してエネルギーやお金をかけないという国柄のように思いました」

「日本という国はどう思われているのですか?」
「全く興味を持たれていませんね。東洋にあることくらいは知っていても、一定以上の知識層ならいざしらず、一般国民ならば地図でどこにあるかを指し示すことも出来ないのではないでしょうか」

 むむ、なるほど。その目で見てきた事柄には説得力がありますねえ。また蕎麦をごちそうしますからもっと詳しく教えてくださいね。

    *   *   *   * 

 夜のおやじの会の忘年会は25人の参加で大いに盛り上がりました。

 一番遠くは埼玉県から来てくれた方で、もうご家族共々移住されてしまったのですが、この会の活動が心底好きで、今回はわざわざ参加してくれたのです。

「こんなに良い会は僕の住んでいるところにはありませんよ。皆さん、自信を持って活動と情報発信を続けてください」というメッセージが寄せられました。

 私の蕎麦も幸いに好評を得て、(また来年もやらねば)と心に誓うのでした。

 皆さん、今年一年もお世話になりました。こういう活動が陰に日向に子供達を見守って、心休まる教育環境と地域につながるのだと自信を持ちましょう。  

コメント (2)
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