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「慶應四年日録/徳元」を読む 6

5月19日、静岡臨済寺本堂

6月2回分、駿河古文書会の課題、予習終わる。続いて、7月の2回は、自分の当番である。資料提出が来月半ばごろだから、早いうちに課題を解読して置かなければならない。

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「慶應四年日録/徳元」の解読を続ける。

  十五日  晴れ、西風烈しき
清地村平助殿へ、年始に出づ。去
(きょ)卯、借用金弐百七拾五両、
元利の内金、四拾両なり。五郎兵衛殿へ取り替え、差引残高、去卯
平助殿、持地
(もちじ)皆な済み、差引残金三拾三両三朱相渡候
※ 持地(もちじ)➜ その人の所有している土地。
て、皆な済む。

  十六日  寒気強し
関東勢、大坂にて敗軍の由にて、歩兵ら通行致す。
駿府詰めに、歩兵百弐拾人ばかり参り候。古老参り、時勢
物語りの処、実に憂苦
(ゆうく)の至りに候。
※ 憂苦(ゆうく)➜ 心配し苦慮すること。
(つづく)
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