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「駿河安蘇備 上」を読む 126

庭に、古い非常食のアルファ米を置いたら
さっそく、我が家の二階の戸袋に住みついたスズメが
降りてきて、エサをついばむ

カメラを向けるとすぐに飛び立つ
中で、警戒が薄くて残るのは、若鳥のようだ。

今日は、令和5年5月5日、5並びの日である。日本人はどうやら、こういうのが好きだ。午前中、掛川のまーくん一家が5人で揃って、女房の実家のお墓参りに来てくれた。午後、駿河古文書会で、静岡へ行く。午後3時前に、能登で大きな地震があったと、帰りの車のラジオで知る。最大震度6強だという。観光客がたくさん訪れている能登だから、大混乱になっているようだ。

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「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。

島田駅 大津荘 風土記 島田駅、柴胡(さいこ)香薷(こうじゅ)・鮎・(みごい)・諸鮮・蘿萄(らふく)沢芹(さわぜり)等を貢ず、云々。
※ 柴胡(さいこ)➜ セリ科ミシマサイコまたは同属植物の根。漢方薬。
※ 香薷(こうじゅ)➜ シソ科の一年草。山地や道端に生え、秋、太く長い穂を出し、淡紫色の唇形の小花が密生して咲く。ナギナタコウジュ。
※ 鮊(みごい)➜ コイ科の淡水魚。ニゴイの別称。
※ 蘿萄(らふく)➜ すずしろ。ダイコンの別名。春の七草の一。
※ 沢芹(さわぜり)➜ 沢をほとりに生える芹。
東紀行 島田を過ぐるに、賤(しず)ヶ家に躑躅(つつじ)、卯の花を折りて、
花瓶にさす。
  躑躅(つつじ) まだ移ろわぬ 春の色に
    初卯の花を 折添えてけり
※ 移ろう(うつろう)➜ 移り変わっていく。物事がしだいに衰えてゆく。
大井大明神社 同所 当所の産神(うぶがみ)なり。
祭神 罔象女
(みつはのめのみこと)、姫大神、埴山姫命。三座、
九月十五日、三ヶ年に一度、大祭ありて、近郷より見物出て賑わしゝ。
島田大堰 長さ三千三百七十三間あり。水神山より道悦の界
(さかい)までなり。
(つづく)

読書:「砂上の将軍 ご隠居は福の神 6」 井川香四郎 著
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