平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
箱物より花の名所
何のテレビであったか、今、行政の予算の使い道として、悪名高き「箱物」一点張りから、地域ゆかりの花の名所を造って地域振興を図るという事業が流行していると放送していた。箱物に比べて何よりも予算が桁違いに安く上るし、メンテナンスにもお金が掛からない。しかも植え付けや管理に住民を巻き込めば、農作業の楽しみも分かち合え、住民にも喜んでもらえる。花は見頃がせいぜい年の中で1ヶ月か2ヶ月で効率は良くないが、箱物だって年間稼働日を数えれば大差はないだろう。花の時期には確実にお客が呼べるし、特に高齢化が進む中では人気の場所となる。お年寄りでスポーツは無理でも花見には行ける。
例として挙げられていた伊豆河津ザクラはすっかり花の名所として定着した。花の少ない季節にいち早くサクラが見られるとあって、大変な人気を集めている。始めた頃はシーズンに2、3千人の観光客だったものが、今では250万人の観光客を集めるまでになった。そんな花の名所が関東地区だけでも200ヶ所を数えるという。
テレビを見ていて、なるほどと思った。花の名所をあちこち見て歩きながら、そんな裏事情に気付かなかった。行政がいかにも考えそうなことだが、地域の活性策として悪くない。何よりも花は人の気持を和ませる。
それで、自分がこの2、3年に出掛けて、ブログに書き込んだ花の名所の中で、県や市町村から資金が出ていると思われるところを抜き出してみた。
金谷のカタクリ群生地 2006-04-02書込
御殿場の秩父宮記念公園 2006-04-16書込
福田のはまぼう公園 2006-08-02書込
徳山のシダレザクラ 2007-04-10書込
吉田公園のチューリップ 2007-04-14書込
勝間田のミツバツツジの群生地 2007-04-15書込
蓮華寺池公園の藤 2007-04-21書込
静岡城北公園のなんじゃもんじゃ 2007-05-15書込
野守の池の睡蓮 2007-06-07書込
蒲原御殿山の桜 2008-04-11書込
奥山高原の八重ザクラ 2008-04-20書込
自分が見てきたものだけでも、実に多種類の花が対象になっている。まだ行ったことはないが、島田にはバラの丘公園もある。もっと探して色々な花を楽しませてもらおう。今日のテーマはそのまま【希望のかけら】であった。
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