小池一夫のココロをラクにする300の言葉 『ふりまわされない。』 ポプラ社
ブログ仲間の
閑古堂さんが紹介していた記事を読み、すごく興味が湧いて本屋(といっても地元には三軒だけ)巡りをして2軒目で見つけた本です。
小池一夫キャラクターマン講座
漫画家だということは知っています。あの「子連れ狼」の作者だってことはね。原作は読んだかなあ・・・ 漫画大好きなわたしですが、男性作家のはあまり読んでいないのです。『別マ』とか『りぼん』時代からの漫画好きです。
で、その小池さんが御年80歳! ですよね~。わたしが子供の頃からの現役ばりばり作家さんですからね、もうそんな年なんですね。
しかもこの本を手にしてからわかったのです。小池さんは秋田県出身だということを。県南出身だったのですね。にわかに親近感が湧いてきましたよ(単純です)。
閑古堂さんが座右の書にしたくなるということが分かります。
確かにわたしもそうしたい! って思いましたもの。
小池さんがツィッターでつぶやいてきた言葉の中から選りすぐりのものを300載せています。
風邪で布団生活を余儀なくしていたわたしの枕元にこの書を置き、目が覚めて眠りに入れなくなると開きました。開きながら読み進むとどれもこれも「納得」する言葉ばかりで、付箋を用意していなかったのですぐページを折り、これはすごいと思う箇所を折り、そんなことをしていたらほとんど折っていました(笑)。
この本、かなりお勧めです。
名言だらけです。
言葉を紹介するといってもほとんど折っているので、本の内容を全部書き出してしまうことになるのでそれは著作権に反するでしょうから。
例えばね。
38番目の言葉。
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「誰々さンがあなたの悪口言ってましたよ」と言う人って、その誰々さンより、タチが悪い。
間違いなく。
人間関係をコントロールしようとしている人間だから。
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あぁ、こんなことあるなあって。でも自分もそういうタチの悪い人間だったかもしれないことを思い出す。危ない危ない。
そしてこんなことも
63番目の言葉。
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心配事の9割は起こらない。
幸せの9割は起こる。
ポジティブシンキングな人と、ネガティブシンキングな人との考え方は、そこが違う。
ネガティブシンキングなら、ノーシンキングのほうがマシ。
10割起こるのは、いつか死ぬことだけ。
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くよくよするより、楽しい事に目を向けて生きるほうがずっといい、そうさいつか来る「死」をくよくよ考えるより今を生きる楽しみを味わおう♪ そんな気持ちになってくる。布団の中で自分の細胞がだんだん元気になっていく気がしたのです。
そしてこんな言葉も
165番目の言葉。
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今自分が言おうとしている言葉が、相手の人間の記憶に一生残る、相手を一生苦しめるかもしれない、という覚悟がないのなら、
その言葉は自分が飲み込むべきだ。
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言葉の力を言い得て妙なり。ただただ感服する。小池さんのツィッターをフォローして名言を読みたいけど、ツィッターをしていない私には読めないのです。でもこの本があるだけでも幸いです。
なんだか小池さんに会いたくなります。
会うだけで元気をもらえそうな、そんな人じゃないかなと勝手に想像してしまいます(笑)。
わたしも座右の書にしたいと思います♪
それにしても先に紹介した『こころのさじ加減』の高橋さんもそうでしたが、高齢の方の本がなんとも味がある、今の80・90・100歳代の方達はなんてお元気なのだろうと驚いてしまいます。