心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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びっくりびっくり

2017年03月25日 | ほんのすこし
裸のお話でごめんなさい。

年末年始以来、お風呂といえば母の家で入る、というのが習慣になっていました。以前は母とふたりで温泉に行っていたのに、昨年の四月に母のお風呂&台所のリフォームをして以来、母はすっかり自分の家のお風呂が気に入ったようでした。わたしはしばらくひとりで温泉に行っていたのですが、この年末年始の母の家お風呂の経験が良かったのでそのまま温泉行きは当分お休みしていました。
最近、どうも冬の間に脂肪を溜めすぎたなと反省し、温泉で汗をかいたら効果が出るのではないかと一度行ってみたのです。
結果はやはり汗をかくせいか、体重がちょっと減っている(温泉に入る前後)のを確認し、やっぱり家のお風呂では無理があるなあと思ったのでした。それでも前のように頻繁に行くこともなく、そのときからしばらく日にちが経っていました。

昨日、前日に友人達と夜に会ったため、昨日の朝から躰全体が重く感じて「これは温泉で汗をしっかりかいたほうがいいだろうな」と思ったのです。
母に「今日は温泉に行って汗をかいてくるから」と宣言。夕飯のおかずも三品完成して久しぶりの温泉に向かいました。

温泉の中は人数もそんなに多くなく、ちょうどいい案配の混み具合です。
ゆっくりサウナに入りたかったので、先に垢をこすりシャンプーもし、リンスをつけてボディシャンプーを塗りたくって・・・ いたところ。
後ろに広い湯殿があるのですが、普通の深さの湯殿と浅い深さの湯殿が並んでいて、その浅い湯殿の方から声が。
「だれか! 来てくれ!」
泡をつけたまま後ろを振り返るとそこで、見知ったお年寄りが叫んでいます。目が合うと
「早く早く!」と言います。

その方が指さす方を見ると、なんと浅い湯殿の底にだれか人の姿が見えるのです。一瞬、目が点になりましたが、慌てて泡のついた躰に湯桶の湯をざんぶとかけ、すっ飛んでいきました。他にも彼女の声をききつけた方がいたようで三人がかりでその湯殿の底に伸びている方を引き上げました。目を閉じ顔の色はどす黒くなっています。これは大変なことだ・・・
ところが、わたし、先ほどお湯をかぶったものの一回だけかぶっただけではボディシャンプーのつるつるが取れていなくてどうにもこうにも滑ります。なんとか捕まえたものの引き上げて湯殿から脱衣所まで運ぶのに苦労しました。その間次々にやってきた人にも手伝ってもらい「せーのーで!」とかけ声をかけながらようやく脱衣所に設置されたバスタオルの上につれていくことができました。ガタガタと手が震えているのが見えました。でも意識があるのだなと思いましたのでちょっとホッとしました。あの土色の顔を見たときにはもう駄目かなと思ったのです。
一体どのくらいの時間、お湯の中に沈んでいたのかわかりませんが、意識を失ったためにお湯を飲み込まなかったのかなあと素人判断しました。
後は温泉の従業員の方々にお任せして、また温泉の中にもどりましたが。

急いで躰にお湯をかけリンスを洗い流したのはもちろんです。すっかり躰が冷たくなっていました。
その後やはり救急車を呼んだようで。脱衣所に男性が入ってくるというのも非常事態。

まあ、しばらくぶりで行ってこういうことに遭遇するというのもまたなんと言いますか・・・
もちろん帰ってから母に興奮気味で報告しました。

あっ、ちなみに体重は温泉の前後測ると効果がありました。汗をかいた分良かったのでしょう。家での腹筋継続中。しまった躰を目指して頑張るぞ!
あぁいうことがあると思います。やっぱり重いと大変だなあって。助ける方も重すぎるとどうにもこうにも動きがとれないし、同じ助けるにしても軽い方が迅速な処置ができるなって。