地元の方が出版していたのですね。
『
東北の文学 源流への旅』成田健 著
昨年から 地元に県外から移住されてきた方が 古書店を始めました。地元紙でそのことは知っていましたが、なかなか足を運ぶことができずにいました。時折 「本を読む会」が開催されると新聞で読み 一度伺ってみたいなと思うことがしばしば。
先月 ようやく時間を見つけて行ってみました。古書やまもと。
仙台の方で高校教師を勤め 退職してから家族を残し、ここで古書店を開いたという経緯があります(新聞で)。なぜこの地を選んだのか その辺を知りたいと思いましたが、初めて伺ってお話をたくさんするということもできず 古書を数冊購入して帰るというだけでした。
そのときに 山本さんが手にしていた本です。今 読みかけだという本を写させてもらい、パラパラとめくってみました。めくりながら どこかで聞いた名前だなぁと思っていました。
はたと気がついたのはそのとき。二年ほど前に地元紙に金子みすゞについて何度か投稿されていた方ではないかしら?連載が始まったのがいつなのか 途中からしか読んでいませんでしたので、すごく気になっていた文章でした。地元の方でこんなにも詳しい方がいるのか、いつかお話を伺ってみたいなと思っていたのです。その方が本を出版されていたなんて。
山本さんが言うには 以前作者の講演を聞いたことがあり、とても良いお話であり人柄が柔和でそれがこの本を読むとさらにわかるということでした。確かに新聞掲載の文章を読んでみても 成田さんという方がどんな方なのか 想像できる気がします。
そのことがあってからしばらくして お気に入りのお店『MINTON HOUSE』に行く機会がありました。たまたま行ったその日に 偶然 地元紙に勤めている知り合いがやってきました。カウンターの数席離れた位置にはいましたが、時折話を交わすことはできました。そこで ふと 金子みすゞについて書かれていた連載について聞いてみました。すぐに あぁありましたね という返事があり、もし欲しかったら後日ここに置いておきますよとのこと。
話してみるものだなぁと その日はなんだかうきうき。
後日 マスターから新聞あずかっているよと連絡があり 飛んでいったのはもちろんのことです。
新聞の中の掲載部分を切り取り スクラップにし 後でじっくり読んでみたいと思っています。
金子みすゞの文章を読んだら この本を購入してみようかなと思っているところです。
それにしても地元にはまだまだ私の知らないすごい方がいらっしゃるんですね。
なんだか嬉しくなります♪