心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

白い「大」文字が消えていきます

2017年02月28日 | ほんのすこし
我が町は盆地で、周辺にはそんなに高くない山があります。
その中の高い山にひときわ目立つものがあります。それは「大」という文字。
夏、8月16日には大文字まつりがあり、夜の8時にはこの大に松明がともされ、送り火となります。

この大の文字が赤くともされやがて少しずつ夜の闇に消えていくのを見ていると、あんなに暑かった夏がもう山の向こうに去って行くのだなあと感じます。

この大という文字が、冬の始め初冠雪と共に町で一番早く白く染まるのです。
冬まっただ中では周りが皆白くなり、どれが「大」なのかわからなくなりますが、最初は見事に「大」の字が浮かび上がり、夏とはまた違った風情があります。今年は雪が少なかったのですが(まだ3月もありますが)、それでも山と里では違います。すでに町中は雪の残骸が道路脇に並べられ、ほこりっぽい道路となっています。
白い山がやがてどんどん茶褐色の肌を見せていくのもそう遠くないでしょう。今はまだこんな風に「大」の文字がある部分だけが白くなっていますが。



遠くに見える山の頂上近くが白くなっているのが「大」の文字がある部分です。


「大」がやがて春の装いを始めます。

わたしの町の春は「大」が姿を現わすと本格的にやってきます。
そして町中の庭先で少しずつ花芽が待ちわびたように膨らんでいるのです。

母の玄関先でも君子蘭の芽が。
まだ溶けかけた雪で土は見えませんが、庭の草花も今か今かと待っていることでしょう。
白い「大」が消え、土色の地肌を見せる頃、南から上ってくる桜前線が長木川の土手沿いの桜の木々を揺り起こしてくれるでしょう。

春が来るってほんとに嬉しくなります。待ちわびるという言葉がすごく似合う季節だと思うのは雪国に住んでいるからかなと思ってしまいます。

春よ

2017年02月28日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

空気が昨日と違うね
空が明るくなったね

ちらちらと
ことばが行き交う
季節の変わり目

春が来たよ、と
言う人の口元が
キュッと上に伸びている

あぁ、春よ
そんなにも待ちわびていた人を
お前は知っているのか

雪に囲まれた世界の
地面の下でうずいている芽が
今か今かと首を長くして上を見上げていることを
お前は知っているのか

知っているからこそ
こうして空を輝かせているのよ

春がそっと笑ってささやいた気がした
もうそこに春が来ている

※※※

大好き

何も返してくれなくても

そこにあなたがいるだけで

あなたが生きていてくれるだけで

わたしは嬉しい

わたしの周りの
大事ないのち

たくさんのいのち
あなたたちがいてくれて
わたしは生きている

大好き

※※※

アクリル絵の具とボールペンと。

※※※


『大貧乏』が佳境に

2017年02月27日 | ほんのすこし
最初から面白くてずっと見ているドラマの一つに『大貧乏』がある。

大貧乏 ← こちら

主人公のゆず子(小雪)にずっと憧れていた柿原弁護士(伊藤淳史)が会社倒産の影に潜む闇をゆず子と共に暴いていくのだが、恋の成就はどうなるのか? という所も見逃せない。
その行方に関しては遅々として前進しないのだけど、ゆず子の柿原への見方が少しずつ変化しているような気もする(期待なのだけどね、ハッピーエンドを望む)。
そのゆず子が派遣として勤めていた会社社長天満役が奥田瑛二。
彼の演技が凄くて。
怖い。
怖すぎる。

目の動きだけでこんなに怖く見せることが出来るのか? と思うほど。

3月5日が第9話。
ストーリーが公開されていて知ることが出来るのだけど、一体どうなるのか・・・
天満社長の悪事は露呈されるのか。

かつて天満社長に家庭をずたずたにされて天涯孤独の日々を送ってきた加瀬春木(成田凌 格好いい)の変化も見逃せない。
子役のふたりも超超可愛すぎる!

かつてわたしの日曜の夜は大貧乏を見ることで暮れていく。

あぁ、この次が待ち遠しい。天満社長め、待ってろよ!(・・・って何?)柿原の代わりに怒ってあげたいわたし。

このドラマで小雪さんに対するイメージが違ってきた。いいね。家庭的なところもいいね。
ただ、今回とっても気になったのが眉毛。
どうしてあんなに太いの? 微妙に太く感じてしまう。わたしの感覚が変なのかな・・・
ドラマを見ている間、どうしても彼女の眉毛に目が行ってしまう。もう少し太いとイモトだよ。困った困った(笑)
というか、毎回こういう眉毛だったっけ?
役作りなのか?







今朝の空

2017年02月27日 | ほんのすこし
まだ寒いけど、上着を羽織らずにゴミ出しに出ました。
青空と白い雲。雲の広がり具合がいいなと思って部屋に戻り急いでスマホを持って再度外に。
四方の空を見回し、パチリ、パチリと。





ほとんど真上はこんな感じ。




そして目を転じて足下に。



朝日に雪がキラリと。光っているのは写せなかったけど。



タイヤの跡もなんだか雪ならではという感じ。

この空が今日はどう変化するのかな。このまま晴れていてくれるといいのだけど。
今日は本当に久しぶりのランチの待ち合わせ。
昨日のうちに母のところで今日の分の夕飯の下ごしらえをしておいたので、遅くなっても大丈夫。

さあ、運転手もかねて友人をピックアップしなくちゃ。その前にやれることをやっておこう♪
お仕事お仕事(笑)。

始まる

2017年02月25日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

今朝生まれかわったばかりの細胞が
まるで夜の間に脱皮したように
新しい自分になりすます

わたしはちっとも気づかずに
昨日と同じ顔して
朝の光を見つめる

光を見つめる

今まさしく山の上から顔を出そうとしている
気高いものに
この身を晒していることに
ふと気づいて

これでいいのかと

昨日のままの自分でいいのかと

部屋では目に見えない抜け殻が
差し込んだ光に差され
消えていくところだ

安心せよ
まだ間に合う
新しい自分に代わる準備はできている
やがて今日が過ぎれば
明日の脱皮へと
ときは誘うだろう

だが
脱皮したあとの自分が
どう変化するのかは
だれも知らない

※※※

予感めいたことがある
それは言葉として語ることもできず
断定するものでもなく
それでもどこか
’必ず’という言葉がつきまとうような
ざわざわと
胸に波が寄せるような

何かが始まる

わたしの中の何かが始まる

生まれたての匂い
生まれたての色
すくい取ることもなく
味わうこともなく
それでいて
胸に沈み込んでいくもの

何かが始まる
それを予感だと
わたしは思った

※※※

誰がだれやら

2017年02月24日 | 母のこと
午後3時。月曜から木曜まで。
BSフジ見逃せない。のは、我が母。

母にとってもっかのところどのテレビ番組よりも一番夢中なのが午後三時の韓国時代劇ドラマ。
同じ韓国ドラマでも時代劇ものがいいらしい。毎週ではなく月曜から木曜の連日入るというのもまた待ちきれなかったり、忘れたりすることがなくて良いみたいだ。
でも何かアクシデントがあって見ることが出来ないと困るので連続ドラマ設定の予約録画をしている。番組が始まって10分ほど過ぎたときに
「あれ?母さんもう始まってるんじゃないの?」というと、余裕しゃくしゃくな顔で
「追っかけて見れるから大丈夫」という。追っかけ? 初めて聞く言葉に怪訝な顔をして聞くと
「今入っているのを撮っているのを選ぶと最初からすぐ見ることができるんだよ」と得意そうな顔をした。
最近知ったらしい(笑)。わたしは今までそういうやり方で録画番組を見たことが無かったので、ちょっと「おぬしやるな」といった気分だったが知らんぷりしておいた。

で、肝心のドラマだが、これまでわたしはあまり夢中になって見ている母のそばで一緒に見ることはなかった。それが母にはつまらなかったらしい。自分が面白いなと思ったときにそばで一緒に興奮してくれる人がいるのといないのとは全然違うのだと。そういうものなの? わたしはどちらかというと一人で夢中になって見ているほうが安心だけど。
これまで入っていた「火の神~」が終わり、新しいのが入っている。それが『六龍が飛ぶ』という番組だ。

六龍が飛ぶ ←こちら

時折、台所から戻り今の進捗状況を確認すると結構面白い番組だということに気づく。
わたしはこういう何人かが結束して悪事に刃向かっていくといったシチュエーションが好きなのだ。荒野の七人に代表されるようなね。
それに当てはまるような感じのドラマになっていく予想がして今回はチョコチョコ見てしまう。でも台所作業とか家事がメインなので内容をしっかり把握しているわけではない。
コマーシャルのときに顔を出し母にドラマがどうなったかを聞く。
母が一生懸命説明するが、説明しているうちに続きは始まる。説明が終わらない。その間、母は画面を見るのがおろそかになる。
「母さんもう始まったよ」というとようやくテレビの方を見る。ちょっと見ないでいると、すでに画面は6年後というテロップが流れていて、一生懸命説明した登場人物がすでに成長していたりする。
母はテロップを見逃していて、今まで見ていた人が出てこなくて見たことも無い人が出ていると、頭が混乱する。
逆に母の説明を聞きながら画面に目を向けていたわたしは、子供時代のあの子がこの人だなと思ったりする。だが、母には誰がどの人になったのかが分からなくなる。
「頭がこんがらがる」
「名前が沢山出てくるからね~。わたしでも分からなくなるよ」
「この人はあの兄妹の兄さんの方か?」
「そうだと思うよ」
「妹はどこに行ったんだ?」
「わからないよ」(だってまだ大人になった妹出てこないもん)
そんな感じで見ていると、たまに子供時代の回想部分が出てきたりする。するとまた母の頭が混乱する。
わたしはそばで説明する。

わたしよりもしっかりずっと見ている母だけど、たまに見ているわたしの方が内容を理解しているなと思うこともしばしば。
まあ、これでいいか。
今のところ誰がだれで、誰が大きくなってこうなったのか謎解きみたいな気分でいるのもまた楽しいと思えば(笑)。
それにしてもこのドラマ、TSUTAYAで調べたら、2回分が収録されて33巻も出ていた。まだまだ先は長いぞ、母さん。
お楽しみが長くあって良かったね。

ぞぞぞとすること

2017年02月23日 | ほんのすこし
わたしは背中がぞぞぞとするほど苦手なことがある。
それは高いところに立つということ。
へばりついて上がっていってそのまま座っているのはなんとかできるかもしれない。学生の頃、寮に入っていて友人と寮の屋根に登ってギターを弾いたのは、一体どうやって行ったのか今もってしても不可解で仕方が無い。まあそんなに高い屋根ではなかったのだろう。

普段の生活でも脚立に登るのも本当はしたくない。
頼まれて渋々上がって高いカーテンを下ろしたり、ストーブの煙突をはずしたりするけど、外で塀に登って剪定したりするのはできれば御免被りたい。
狭い塀に立つなんて考えただけでも恐ろしい。背中がぞぞぞとしてくる。

今はそれでも良くなった方だが、若い頃は屋上から見下ろしたり、高層階のあるガラスばりのエレベーターに乗って外を見ながら昇降・下降するなんて考えただけでも嫌になったものだ。だからそういうエレベーターではなるべく外を見ないようにする。
だから遊園地で観覧車に乗るなんて絶対無理。
あの高いてっぺんでもしかして機械が故障して止まったら?
そんなこと普段はあり得ないだろうけど、もしあったら? ぎゃー、無理無理!
だからね、ドラマで遊園地の観覧車に乗って一番上で告白したりして二人がときめくなんてシチュエーションはドラマだから見ているのであって、現実にあってはならないの、わたしの場合。
といってももうこの年だし、年のことからして絶対あり得ないシチュエーションだけどね(笑)。スキー場のリフトは最初慣れるのに時間がかかった。最初の頃、一度リフトからずり落ちそうになったまま最後まで乗っていったことがあった。あのときは生きた心地がしなかった。だから設備の悪いところのリフトに乗るのは嫌だ。フードつきのリフトなら全然大丈夫、余裕だけどね。

遊園地の観覧車とかなんであんな高いものを作るんだろ。
でも高くても下が見えなければ大丈夫。見えなければ乗る意味がないけど。
それが、中国ですごい高い所を通るガラスのようになった吊り橋? ができたって以前ニュースで紹介していたけど、なんであんなものを作るの?! って思わずテレビに文句言ってしまったよ。
ぜーったい無理。一歩も動けないよ。
下の崖みたいなところが足下に見えるんだよ。透明なところを歩いて行くんだよ。
あぁ、考えただけでぞぞぞとなる。

って、考えなけりゃいいって話なんだけどね。

なんでこんなに高いところ苦手になってしまったんだろうね。最初から?
たぶん、小さい頃の経験かなあ。
幼い頃まだ4歳か5歳とかそのくらいのことだと思うけど、母の実家に行くとその当時は白のまだらの馬を飼っていて、それが4歳ぐらいの私にはとてつもなく巨大に見えて。
あるとき伯父さんがひょいと抱き上げてわたしをその馬の上に乗せた。わたしはまさかまさかの展開にパニクって怖くて怖くて怖じ気づいていた。でもあまりに怖かったのでびっくりして声も出ず、泣くに泣けなかった。伯父さんはわたしが黙っていたのでいいかと思ったのかちょっとの間そのままにした。もちろん馬を押さえていたのだが。わたしの顔がひきつるのを見てようやく伯父さんは高い馬の背から下ろした。
その後、馬はいなくなったが、いつ伯父さんがまた乗せようとするかとびくびくしていたことを思い出す。

馬の背中から見下ろすと地面は遙か下に見えた。
高いって怖いんだ。
周りに何もないって怖いんだ。
それがずっとわたしについて回っている気がする。
そんなわたしに恐怖の体験をさせた伯父さんはとうの昔に高い空の人になってしまった。
きっとわたしにそんなことをしたことさえコロッと忘れているに違いない。

ぽこぽこぽこ

2017年02月22日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

ぽわ ぷる ぽこ
ぽこぽこぽこ

ぷく ぷる ぽこ
ぽこぽこぽこ

後から後から
生まれてくるよ

ことばのないものが
音がしそうで
音がきこえない
それだのに
わたしにはわかる

ぽこぽこぽこ
生まれる瞬間の
その音が

あなたにもあるよね
誰にも聞こえない
だのに自分にはわかる
そのものの音が

ぽこぽこぽこ
ほら!

生まれた
ことばにになる前の
そのものの音

※※※

ぎゅぎゅぎゅ
ぎゅぎゅっと
抱きしめて

両腕で自分を抱きしめて

痛いほど抱きしめて

生きている
何を迷っているんだ
こうして生きていれただけで
最高じゃないかと
つかむ両手の向こうにある
自分という小さなものの存在が
いとおしくなる

※※※

アクリル画の一部から。

※※※

散財

2017年02月21日 | ほんのすこし
今月は散財している。
もう歯止めがきかない。

春先用にと服を数点。試着しての買い物ではなくネット注文だからデザインにはかなりこだわった。だって買っても入らなければ困るから、入らないから返品しますなんて・・・
そうならないようデザインはよくよく吟味。
生協の宅配でも頼んだ。まだ来ないけど。

ついさきほど生協の宅配が届いた。早速開けてみる。試着試着・・・ やっぱりまだ早かったな(笑)寒すぎる。
でも今までにない感じのワンピース。これ、どこに着ていくつもりで買ったんだろ(笑)ちょっと今までのわたしにはないタイプのワンピースだ。柄が気に入ったのだけど、こんな柄物ワンピース着たことないなあ。シンプルな無色が良かったかなとたちまち後悔の渦に包まれる。
それにそれに、やっぱり痩せないと。着られないってことはないけど、もう少し余裕のある状態で着たいよね。いや、着られないってわけじゃないよ(と、ひとりで納得させる)。

その他に今朝の早起きでテレビが復活し、早朝のテレビはテレビショッピングばかりなのに復活したことが嬉しくて見入る。するとなにやら気になる商品が。でも電話はしない。メモしてネットで調べる。
口コミとか悪いところとか・・・ そういう所も含めて、もしかしたらこれが今のわたしにとっては救世主かも! って思えた(大丈夫か?)。
注文してしまった。
後悔してももう遅い。来たら頑張ろう。

次は、押し入れを整理したときに出てきた何枚もの絵。処分したものもあるけどしまいこんだままで放っておかれた絵たちだ。
飾ってもいいかなと思えるのだけ額に入れてあげよう。ネットで安い額を探した。額専門店で。
入替しながら楽しめるように。

あぁ、今月はこんな風に散財している。もう後はしないぞ。
せっかく今年は貯めようって思ったのに、これじゃ思っただけで終わってしまうぞ。

なんだか春が近づいてくるなあって思うと、その準備したい気分になる。服もあるものでいいのにどこか違うものを着てみたくなってしまう。去年と違う自分に出会いたくなるから?
服が違ったから中身も違うようになるなんてあり得ないのにね。

今日は昨日の母のところの雪寄せが大変だったせいで筋肉痛だ。今日は自分の駐車スペースを片付けないと。やっぱり雪が積もると大変だなあとしっかり認識した(笑)。でもなんだか眠い・・・

後は休憩

2017年02月21日 | ほんのすこし
数日というかしばらく部屋に散らかし放題にしていた絵の道具。
片付けました。最終的に目の届かない場所に片付けるまでには至っていませんが。それでも部屋の半分を占拠していた状態を片付けるとスッキリ(笑)。

最後に描いた絵を。

なんとなく気に入って何か適当な額はないかとあちこち探してみました。
以前町の額縁屋さんで注文して作っていただいた額を出して合わせてみましたが、サイズがあわなくて。
でも諦めたくなくて、色画用紙を背景にして無理矢理貼り付けました(笑)。少しの間、飾るだけだからいいよねって。



絵って額に入れるとなんだかそれなりに雰囲気が出るような気がします。
額って大切だなあ・・・
額に入れてもいいような絵を描けたらいいなあ・・・
そんな気分でちょっとの間飾っておこうと思います。

後はスッキリさせて、今度はしばらくパソコンとにらめっこします。ネット接続が出来ると逆に邪魔になるかも。作業がはかどらないかも。
要はネット接続しなければいいわけで(笑)、はたしてその誘惑に耐えることが出来るのか?