心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

ひとつずつ

2014年11月29日 | 朝のことば&つぶやき
ひとつずつ ひとつずつ
目の前にあるものに向かっていこう
いっぺんに全部やろうなんて思ったって無理があるから
できることをひとつずつ ひとつずつ

明日になったら 少し強くなった自分がいるだろう
だって 今日はこんなにしんどかったんだもの
それでも前を見ていたから
空が暮れて行く美しさを見ていることができたんだ

ちょっとつらくて
ちょっとへこたれて
それでも一日なんとか過ごせたよ
人の目なんて気にしてしまえばなかなか頭から消えないものさ
案外 自分が気にするほどには周りは思っていないんだよ

朝 目覚めたら
新しい自分と出会える
そう思って眠りにつこう
今日の自分の残念だったことを夢の中に置いて
目覚めたら
すっかり忘れているんだよ
そういうもんさ
そういう自分だから
ここまで歩いてこれたじゃないか

ひとつずつ ひとつずつ
コツコツ コツコツ・・・
大事なことだけを溜めこんで
前を見ていこう

今年は午でしたね

2014年11月28日 | ほんのすこし
もう後・・・と数えるほどに今年のカレンダーが残り少なくなってきました。今年は午年、そんなこともあってか今年はずいぶん急ぎ足で過ぎていくような気がします。自分にも色々なことがあり、わたしの周りの人々にも色々なことがあり・・・いつもの年よりもそんなこんなの慌ただしさが最後まで続いているような。
それにしても 時のすぎる速度がこんなにも早いということを実感するようになったのはいつごろからなのでしょう。若いときは無我夢中で一日を終えていましたが、今よりももっと一日を長く感じた気がします。これも一日一日と終着駅へ向かっているという気持ちがなせる技なのでしょうか。

来年は未。ひつじのマウス画を引っ張ってきました♪
懐かしい絵柄に昔を振り返りつつ。

少し前に 自分を反省することがありました。
いつもの温泉で。
その日は ひとりで出かけていましたが、たまたま母は次の日に行くからお前ひとりでたまにはゆっくり浸かってきたら?と言われていました。少し体調も良くなかったので、今日はひとりでのんびりしてこようと思いました。その日は人も少なく 本当にのんびりと過ごしていました。
その温泉で たまに会う人がいます。その人とは母ともども因縁のある方で、弟のこともありわたしとしてはあまり口を聞きたくない人でした。その気持ちがあるせいか ほとんど話しかけたりせずにいたのです。母は見かけると声をかけたりもしていましたが。わたしの中にその人に対するわだかまりが消えていなかったのです。

そのひとりで行った日、偶然にもその人とばったり出くわしてしまいました。
思わず わたしは声をかけていました。かけるつもりなんてなかったのですが。話しかけたら全然平気でした。自然と話せました。その人は入ってきたばかりで わたしは上がっていくところでした。湯船に浸かっているとその人がまた近づいてきて
「お母さん どこか具合が悪くなったの?」と訊いてきました。
わたしがひとりで来ていたので心配になったようでした。明日 病院に行ってから来るから今日はお休み、元気だよと告げるとホッとした顔をしていました。
脱衣所に行く前に その人に
「ゆっくり体を温めてね」と声をかけるとちょっと嬉しそうな顔をしていました。

母に「○○○さん 母さんが来ていなかったから具合悪いのかって聞いてきたよ。」と言うと、母がなんだか嬉しそうな顔をしていました。心配してくれたということが嬉しかったのでしょう。
わたしが
「自分から声をかけると相手も変わるのかもしれないなあ」と言うと、母が
「気にしているのに自分から声をかけにくく思っている人も世の中にはいる。そういう人にはこっちから声をかけてあげることも大事だよ。」
と言いました。そういえば 母は見かけると自分から声をかけていたことを思いだしました。わたしがいつまでもわだかまりを持ち続け 知らんふりをしていると関係も和らぐことはないんだなとつくづく反省。
声をかけることの大切さを学んだ気がしたひとときでした。

昔 どんなに辛いことや苦しいことがあったとしても現在の自分が今 こうして生きていることを思ったら、相手の言動をいつまでも気にするのは 愚の骨頂。生きている自分たちが大いに笑い、明るく過ごすためにも「あんなこともあったね」ぐらいに納めて 前を見るのが一番。
今年もあと少し。まだまだ反省だらけのわたしだけど、反省したら前に進みたいなと思っています。

ショックだったことといえば

2014年11月21日 | ほんのすこし
最近ショックだったことといえば・・・

あの西島秀俊さんが結婚!

さらに今朝のニュースでは 追い打ちをかけるように(笑)向井理さんが国仲涼子さんと結婚!

なんてこった。がっくり。
まぁ 大野くんが結婚じゃないだけいいか・・・って開き直り。

それでも芸能界にいる方はなかなか結婚出来ない事情っていうものがあるのだろうね。
まずはご結婚おめでとうございます♪

西島さんコマーシャルで最初は笑顔じゃなかったのに 最近のは笑顔が多くなっていて、こっちの方がずっといいよねって心の中で思っていたけど、もしかしたら自然と笑顔が出てしまっていたのかな なんてことも思ってしまったり。

そうそう ずっと寝不足状態が続いていたのはテニスを見ていたから。錦織選手の試合も良かったけど、後でBS朝日で今回のテニスのダイジェスト番組があって その録画したのを夜 見ていたら、準決勝のフェデラー対ワウリンカの試合がすごく面白くて寝るのも忘れてハラハラしながら見てしまったり。終ったらすぐ寝れるのかというと これまた頭が興奮しているのか布団に入ってもなかなか眠れず。寝る前に興奮する試合を見るのはご法度だなと今回はつくづく感じた。それにしてもテニスって頭脳戦なんだなと思う。あの線ぎりぎりに入るために一体 何本の打ちこみをしてきたんだろう・・・考えただけでも頭がしびれていくような感覚に襲われる。
どんなことでも 秀でている方たちにはそれに値するだけの努力が付随しているのだろうな。

テニスのことはショックだったことにはならないけど。いつものことながら脱線するわたし。



昔の鶏飯弁当食べてみました

2014年11月21日 | ほんのすこし
ここ最近 いろいろとありまして。
記事にアップするのを考えていながら 別のことをしていると時期を逃してしまうという・・・やっぱり書きたいことって旬のときがあるからね。まごまごしているとそのときの感激が薄れていってしまい ようやく「じゃ 書こうかな」って思ったときには あのときの感動をどう書いたらいいんだ?って疑問符だらけになってしまう。旬のものは旬に食べるのが一番、書きたいこともそのとき一番に書けばいいんだろうね。たまに少し冷静になって書くと 案外すらすら書けるってときもあるんだけど。

そんな感じでここに書いておきたいこともたくさんあったのだけど。
冒頭の写真は 有名な駅弁「鶏飯弁当」の昔版。今年のきりたんぽまつりで復刻版をお披露目したというニュースを新聞で読んではいたものの 実物にお目にかかることはなかった。ところが11月に入ってからショッピングセンターで販売しているのを発見!
早速 購入し食べてみた。


こんな器に入っていて


上にかけている包み紙も 当時の物を再現したとか。
味付けに関しては 現在の甘さより控えめにしていると新聞に書いていたが、わたしはこっちの復刻版の味の方が好きだな。上に乗っている鶏肉や卵焼き しいたけの含め煮 どれをとっても好きな味だった。お値段は普通の鶏飯が800円程度だけど 容器や何やらの価格を考えたのか1000円ちょっと。それでも食べてみて良かったと思える。容器は捨てずに取っておいた。何に利用したらいいのかは考え中♪
昔 食べたのは子供の時。あのときの容器もこんなプラスチック?だったのかなと それだけが疑問。記憶に残っているのは 釜めしみたいな感じで木のふたがついていた気がするんだけど、記憶違いかもしれない。
それにしても 今回の復刻版を作るにあたって 当時の味を再現するために昔の味を知っている人を招集して作ったり、包み紙を広告で訊ねたり、努力した結果がこれだったんだなと今さらながらその尽力を想像すると「いい仕事」しましたね♪って思う。

味って不思議。なんとなく記憶に残るものや 鮮やかによみがえるものがあれば、どれを食べても同じに感じるものがあったり。最近 身近な方で味覚に障害が見られて 食べることが大変になっている状態の方がいる。原因がわからず困り果てているのを見ると 人間の舌はどうなっているんだろうかと思う。早く元通りになって元気に動き回ってほしいと願っている。


退職されたと言われ

2014年11月11日 | ほんのすこし
本当は明日が診察日だったのですが、昨日 病院から連絡が入り、今日に変更。水曜日は患者さんが多いので・・・ということらしかったのです。病院から連絡があると聞くと ん?何かあったのか?と一瞬 不安になりますが、そういうことなら安心です。
で、さきほど無事診察も検査も終わり 戻ってきました。これからいきつけの薬局で処方された薬を戴いてくる予定です。

で 病院に行ったときのこと。いつも診ていただいている先生が11月から不在なので 今後は別の先生に代わりますと案内文が貼られていました。それを見て 「何か学会とかに出席しているのかな」と思いましたが、後で退職されたと聞き、母もわたしもびっくり。母が そういえば先回の診察のときに顔色が悪かった気がする・・・と言ってましたが、別の病院に行くことになれば一旦退職になるんだよと説明すると 不思議そうな顔をしていました。いや あの顔はどこか悪かったに違いない と その後もつぶやいていました。
父の時から診ていただいた先生です。もう何年も診ていただいているので 安心していました。
わたしも付き添いしながら あの先生のどこか若く見えるところが好ましく思えていました。無駄なことを言わず ぶっきらぼうな印象はありましたが、こちらが質問するとちゃんと答えてくださるし、母の体のことを一番に考えて処方してくれているということが いつも分かりました。
母が眠れないというので 薬をいただいたことがありましたが、数回出した後 母がまた欲しいと言ったとき
「お薬を飲んで転んだりすると大変だからね。薬は飲まないほうがいいですよ。」
と言って 出してくれませんでした。母は薬があるだけで安心なんだがなぁとブツブツわたしに言ってましたが、眠れなければ無理して眠らなくてもいいんじゃないか という考えに落ち着き、その後は眠れないことでの不安はなくなりました。あのとき先生がずっと薬を出していたら きっと薬に頼った睡眠になっていたことでしょう。先生の決断に感謝していました。
今では 眠れないというより寝すぎなくらいの母です(笑)

先生 どこに行ったんだろうねぇ・・・
また先生 やっているだろうかねぇ・・・
もしかして別の病院に入院しているんじゃないかねぇ・・・

その疑問に答えるだけの情報網をわたしは持っていないので ただ黙って聞いているだけです。でもあのつぶらな目をした華奢な指の先生が もうあの病院にはいないのだということだけははっきりしているんだなあと しんみりとした気持ちで帰ってきた二人です。

ホッとした気分

2014年11月05日 | ほんのすこし
昨日は なんだか不思議な気分の一日でした。
なんていうか・・・何と言ったらいいのか・・・別にどうとない一日だといえばそれでいいのですが。
昼前にショッピングセンターに行き、何かプレゼントできるものは無いかなと二階三階をめぐりました。ピンとくるものが全然なくて 結局関係ない自分用の手袋と母用の靴下を買って下に戻りました。
食材を買っていこうとカートを押していたら、最近 頭に浮かんでいた女性がいるではありませんか。ご主人と一緒でした。本当に久しぶりにお会いして なんだか何年も会ってなかったような気分で駆けよりました。
彼女の方も嬉しそうな顔で お互いに近況を語りながら、それでも短い時間でしたがホッとした気分でした。お元気そうで良かった・・・今度 一緒に友人宅を訪問しようと誘うと喜んで!と言ってくれましたので ぜひ誘って連れていきたいと思います。もうひとり行こうという方がいますので 三人で行こうかなぁ。

その方とわかれて 買い物かごにあれこれ入れながら行くと 母に頼まれたものをひょいとかごに入れた瞬間、それを自分のかごに入れた方がいました。ちょっと驚いて目を上げると、いつも温泉でお会いする方でした。明るくてどこで会ってもニコニコしている方です。その方が《ばれたか♪》といった顔で笑っていました。これから行くの?うん そっちは来る?後でね。お母さんは?もちろん♪ そんな会話をして別れました。後で母にそのときのことを話したら、すぐ○○さんだべ!そんないたずらする人はあの人しかいねーと笑っていました。
憎めない人っていますね、ほんとに。冗談がとても上手くて わたしなんかついほんとにしてしまって 笑われることがよくあります、温泉で。

お約束したので(笑)母と温泉に行きました。ちょうどいいお客様の入り具合に母も大満足していました。温泉では顔見知りの方と挨拶をしながら入っています。互いに天気の話や差しさわりのない話しが主ですが、それがよくて母は温泉に行くのを楽しみにしています。母が言うには 温泉で知り合った人はみんないい人ばかりだそうです。確かに嫌な気分にさせる人はいないなぁと思います。いつも笑いながら話している母を見ると ここに温泉があって本当に良かったと思います。
サウナでは 顔見知りの方とちょこちょこ話しますが、私はもっぱら聞き役です。サウナに入るようになってから温泉での知り合いが増えました。サウナで見知ったことも色々あったり 目からうろこのこともあったり、料理のことを知ったり、まさしく裸の付き合いは素晴らしい♪って感じです。

昨日は母の知っている方が珍しく来ていて、わたしがその方の背中を流してあげました。後で母にお礼を言っていたと話していましたが、わたしはあまり母以外の方の背中を流さないので 母としては本当は他の人の背中も流してあげればいいのにって思っていたのかもしれません。お礼を言われて嬉しかったようでした。娘がだれかのためになることをするって親としては嬉しいのでしょうね。
昨日 温泉でいつもよりずっと多くの方と声を掛け合いました。なんとなく次々と・・・不思議なくらいに・・・どうもぉ~だけではなく それぞれの人にちょこちょこと。最後に上がりかけたときに入ってきた方がいて その方のことを母は《好ましい人》だと表現するのですが、わたしもいい方だなぁと思っている人で、わたしの方を見て
「あら、もう上がるの?」と声をかけました。
「今日は もうお終い♪」と言うと
「残念だわぁ」と言い、ふたりで笑ってわかれました。
たったそれだけです。たったそれだけなのになんだかいい気分でした。ごゆっくり でもなく、またね でもなく、残念って言われたことがなんだかいい気分。

脱衣所で着替えていたら、サウナでときどき一緒になる方で名前も知りませんが、スラッとしてスポーツウーマンみたいな方が入ってきました。なんとなく
「今日のサウナはぬるかったですよ。お湯もぬるかったし。」
と声をかけていました。その方は
「あら、外が寒いからかな。」
と言いながら わたしに声をかけられたのがちょっと意外な顔をしていましたが、なんだか嬉しそうな顔をしていました。近寄りがたい感じのする方でしたが、案外話してみるといい感じ♪
見た目だけで決めてしまっている人っているんだなあと思いました。
仕事と関係ないところで 知り合う しかも裸の付き合い(笑)で話す人たちってなんだかホッとする、だから温泉行きは止められないんだなぁと思います。
ついつい温泉に行くと 顔がゆるみっぱなしのわたしたちです♪

温泉の中では わたしは《お母さんといつも来る人》で通っているようです。ときどき
「あなたはお嫁さん?娘さん?」と聞かれることがあります。娘だと答えると、皆さん同じように首を縦に振ります。聞きたくても聞けなかった疑問が解け やっぱりそうだったかといった顔をします。
それがなんだかわかるような・・・でも どうなんだろと言った気分で、親子と嫁姑では全然違うもの?なのかもしれません。でも親子みたいな嫁姑もいるとも思います。人それぞれでしょうね。

まぁ昨日はいつもよりたくさんの方と声を掛け合いました。10人以上はいたでしょう。ひとりひとりの顔を思いだしながら 声をかけてもらえることがなんとも嬉しいものだと。温泉のぬくみよりも人との関わり合いがぬくぬくとして ホッとした気分でいました。
温泉っていいね!

荒れ模様ですが

2014年11月03日 | ほんのすこし
朝から 荒れ模様です。文化の日って例年だと晴れる日が多いと聞きましたが・・・・
今日は国文祭の最終日ということで 地元ではコンサートが開催されます。旧正札跡地を利用してのコンサート。わたし的には ギタリストの小沼ようすけさんの演奏が楽しみです。まだ一度もライブを味わったことがないのです。ミントンでのライブは二回開催されているようですが、そのどちらも何かとぶつかって行けなかったのです。かなり良いギタリストらしいので ぜひこの耳で聞いてみたいのです。

でも 昨晩からこの天気です。外は荒れ狂った風の音が聞こえます。一体全体どうしたことでしょう。わたしに行くなとでも言ってるような。憂鬱な気分になっています。せっかく外に出ようと思い始めたのにねぇ。

ところで 孫がそろそろ一歳の誕生日を迎えるところです。昨日は孫の動画を見てにんまりしていました。ちょうだいと言われて 手渡しし その後お辞儀をして「どうじょぉ~」なのか「どうも~」なのかわかりませんが話しているのです。生まれたばかりの頃を思い出すと信じられないくらいです。母にするとひ孫にあたりますが、ふたりで動画を見てあぁでもないこうでもないとピーチクパーチク話題が尽きません。赤ちゃんってすごい力を持っているなと感じます。会えるためには元気でいなくては!って思わせてくれるのですからね。母は 今度来るときにはもう歩いているかもしれないと話していますが、まぁ遅かれ早かれ歩くでしょうから 楽しみにして待っていましょう♪
こんな荒れた天気でも孫のことを考えたりすると なんだかほっこりしてきます。

赤ちゃんの力はすごいね・・・♪

恒例の?

2014年11月02日 | ほんのすこし
毎年 実家のご近所さんの車庫にぶら下がる柿です。この光景を見ると秋だなぁと思います♪
柿をいっぱいいただいたので 焼酎につけておいていますが、母が半分はつるしたら?と言うのを 全部つけてしまったほうがいいんじゃないかとごり押しで 焼酎につけてしまったわたしです。後で 干した方がしばらく食べれるのに・・・干したほうが甘くなるのに・・・ということを言われてしまいました。

そんなことなら もっと強硬に干し柿にしてくれ!と言ってくれればいいものを・・・あと悔やみしてももう遅い(笑)今は段ボールの中で焼酎をつけられ 渋が抜けるのを待っている柿たちです。美味しくできるかちょっと疑問でもありますが。

昨日のだまこ鍋は 出汁を親鳥で取りましたが とても良く出汁が出ていて ふたりとも「これだと比内地鶏のガラを使わなくても十分だねぇ」と話しました。ふたりで食べるにはこれで十分すぎるほどでした。4合のご飯をつぶして小さなだまこを作りながら しばし母と昔ばなしに興じました。台所で母は椅子にクッションを敷いて座り、わたしは立って母が押さえるボールの中のご飯をすりこぎでつぶしていきます。ときどき母がボールを回して 一か所に集中しないように気を配ります。母が、つぶし終えたご飯を塩水を手に漬け大きくとり 小さな塊にしてぽんぽんご飯の脇に置いていくと それをひとつずつとり 塩水をつけた手の平にのせわたしがコロコロ。ときどき出来ただまこに塩水を塗り その上に重ねていき・・・そんな感じで可愛いだまこがたくさん出来ました♪

椅子に座りながら母が
「ここにいると○一を思いだすよ。カレーを作ったりすると必ず二人分よそって一緒に食べるんだよ。感想を聞きたいからだと思うけど。あれ 店で出すカレーを自分用にはもっと色々入れて うまいうまいって言って食べてるんだよ。最初から色々混ぜて店で出せばいいのにっていつも思って見ていたよ。」
と笑って言うのでした。確かに 弟は自分が作ったものが美味しいかどうかを聞きたがりました。何か美味しいものがあったり 自分好みの食べ物があったりすると 嬉しそうな顔をしていた弟の顔が浮かんできました。小さい器にちょこっと乗せて 食べてはまた台所に行っておかわりしてくる そういう仕草をもう見ることはできませんが、こうして思いだして語ることが出来るのはふたりにとって過去を共有している気持ちを味わえる嬉しさでもあると思えます。たとえ それが今いない人のことであってもう会えない人のことであっても 語っているときにはそこにその人も一緒にいるような そっと寄り添っているような そんな気持ちになれる気がします。

周りの樹の葉がだんだん落ちていきます。近くの庭のもみじが黄色から赤に綺麗に変化していました。



あと少ししたらたくさんの葉が地面に落ちていることでしょうね。

秋の日を浴びて

2014年11月01日 | ほんのすこし
車中から見える景色と 歩いているときの景色では その距離感が全然違います。すぐそばで見つけることができる緑の変化は わたしの中になんだかホッとする気分を与えてくれます。自然は時には怖くもありますが、その多くはココロの中にゆったりとしたものやしみじみとしたものを与えてくれるように思います。町の周囲が低い山に囲まれている盆地に住んでいると 見える視界の空が広く 解放感があります。昔 長野に行ったときに視界にある空がとても狭く 頭をあげて見上げてみる山の高さに驚いたものでした。日本の中にはまだまだ知らない景色があるものだなぁとその山の気高さにただただ感嘆して見上げていました。でも いつも見慣れている遠くに低く続く稜線の方が見ていて ホッとするということに戻ってきてから気がついたものです。やはり住んでいる場所が一番落ち着くということなのでしょう。長年 そこに住みつくということは景色そのものが自分の中に入り込んで溶け込んでいる そんな気がします。

今日は朝からどんよりした空ですが、最近 天気がいいと「この天気がもう少し続きますように・・・」と思ってしまいます。夏と違う陽の暖かさが愛おしい そんな気分になるのです。肌にかかる空気はもう冷たくて 服装も暖を取るものに替えなくてはいけない時期になってしまいましたが、見える景色は 柔らかい陽の光を浴びてつい触りたくなるのです。夕暮れ間近の空では 長く長く伸びる雲が夕陽を浴びて オレンジ色を輪郭にまとっています。薄い青が金色がかったグレーに見えるのもまた好きです。空全体を楽しんで見ることができるのもこの時期だなぁと思います。寒い冬が来る前の 短い季節。東北の秋は駆け足で通り過ぎていきますが、その短さゆえに 見るものすべてが愛おしくなります。

歩いていると そんな愛おしい景色をたくさん見つけることができます。運転しながら見つける景色より数段ココロに沁み込んでくるのです。足元を見たり 空を見上げたり。吸いこむ空気にさえ なんだか自分を潤してくれるものが入っているように思えてくるから不思議です。

昨日は玄米を5合精米しました。新米を玄米でいただいたので、今日は母とだまこ鍋にしようと思っています。今年は米の出来がよくなかったって言ってたよ と母がいただいたときに聞いたそうです。でも 新米ですから きっと美味しいに決まってます(笑)
炊いたごはんを半殺しにして塩水を手につけながら コロコロ転がして作るだまこ。作りながらちょっとつまんで口に入れると その塩気を少し感じるご飯の食感がたまらないのです。子供のときは作っている先から手を出して叱られたことを思いだします。きりたんぽもいいのですが、このだまこの方が好きかもしれません。
書いていたら なんだ無性に食べたくなってきました♪