心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

夜の階段

2021年05月30日 | ほんのすこし
夜の階段・・・聞いていると「夜の怪談」とも受け取れてしまうかも。

いや、怪談はあり得ない。わたしの場合は。だって、ホラーとかとっても苦手だし。

※※※

階段はずっと朝まで照明を点けっぱなししている。その照明が玄関のそばのトイレに母が行くときにちょうど良い案配の灯りとなってくれている。そして、階段上の廊下には直射日光を好まない植物が置かれている。廊下にある窓からはほどよい光が届いていて、植物にはこの上なくいい環境らしい。
といっても水をあげる役目のわたしがしっかりしていないと駄目なわけで。
冬の間、頑張って?管理していたおかげでそれらの鉢の植物は元気に冬を越した。

でも、でも、ゴールデンウィーク近くにすごく暑くなって。暑さが続いたので、母にこれらを外に出してもいいんじゃないかと進言。
母が
「いつもだと五月に入ってからだけどなあ」と言いながらも承知した。
早速、外に出しておいた。

ところが・・・その出した後で、可哀想に葉っぱが変色するものばかり。

母が
「やっぱり、早かったなあ。朝晩、冷え込むからなあ」と言った。
わたしは自分の判断の甘さにがっくりきた。そしてしばらく諦めていた。もうなすすべもないだろうと。

でも、もしかして・・・と思って、「ねぇ、あの鉢たち、また二階の廊下に置いたらどうかな」と言った。
「駄目だと思うよ」
「でも、駄目でもともと、運んでみるよ」

重い鉢もなんのその、いくつか廊下にスタンバイ。新芽が出ていたガジュマルの変色、どうなるかな。君子蘭の葉っぱの枯れ具合、どうなるかな。

しばらくして、ガジュマルの新芽がのびのびしてきた。色も緑が濃くなった。
そして、何よりも君子蘭にオレンジ色の花芽が!
冬の間にしっかりと大きな株から花が咲いたのに、ほかの小さな株はうんともすんともなかった。それが今、葉っぱの変色をものともせずに二つの株からオレンジの花が顔を覗かせている。

母に知らせると驚いていた。
「生きるのを諦めなかったんだね~」と言った。
そうだね~とわたしも頷いた。
植物の生命力のすごさを見せていただいた。

そんな鉢が並んでいる夜の階段を通るたびに、昼夜問わずに灯りがあるのは、はたしてこの子たちにとっていいものかしらん・・・とちょっと首をかしげてしまうわたしだ。
この子たちも眠る時間がほしいのでは?


ともやくん・・・

2021年05月29日 | 母のこと
「ともやくんが入る、あれは?」

下の投稿で、見ていたドラマの名前の中に入っていなかったのに気づいた。というのも、以前はケーブルテレビが入っていたので、青森テレビを見ることができTBS番組も視聴できたが、引越してきてケーブルテレビではなくなったので、見ることができない。がっかりしていた・・・が、今のテレビはすごいね!

新しいテレビをつけたら、なんとTverとか見ることが出来るのだ。
うふふ。ってことで、見る事が叶わないと思っていたTBS番組『珈琲いかがでしょう』を。母がいる居間のテレビなので、わたしが見ていると母が興味をしめしてきた。
わたしが大好きな中村倫也くんが主演。
もうわたしよりも母の方が番組のファンになってしまった。

何回目かの視聴を終えたとき、母が
「この次どうなるんだろね」と言った。そろそろ最終回が近づいていた。
次の日、なんだか母ががっくりしていた。
「あんまり、あいつが憎らしくて(ともやくんを昔のぼっちゃんと呼ばれた人が拉致したのだ)頭にきたら、どうにもこうにも昨日は眠れなかったよ」
「えー! 母さん、それはあんまりじゃない。わたしなんかスヤスヤ眠ったよ」と笑った。
母には拉致されたともやくんが心配で心配で仕方がなかったようだ。

最終回を見終えてしばらくしてから、わたしもわたしだ。
「あれ? あのドラマ最終回見たっけ?」と言ってしまった。母があきれたように
「お前、一緒に見ただろ? なんもかもうまくいって、万々歳だったじゃないか」
「そうだっけ?」
記憶をたどって・・・あぁ、そうだった。結果オーライの最後だったなと思い出した。

なんてこった、大ファンを豪語しているわたしが忘れてしまっているのに、にわかファンの母の方がしっかり覚えている。
とんだファンだね、わたしは。

そして、今日はレンタルしてきた『サイレント・トーキョー』を二人で見た。
「あ、ともやくんが出ているじゃないか」と真っ先に母が言った。
「うん、ともやくんがどんな役をやるのか興味あったんだ」

ふたりで仲良く今度は最後までしっかり見終えた。
さすが、中村倫也くん、演技がうまいわぁ。
今日はいい夢、みれそうです♪


お久しぶりです

2021年05月29日 | ほんのすこし
「お久しぶりです」という言葉が似合うようになってしまったこのブログです。
更新どころか、訪問も自分のブログにも入らずに時間が経ってしまっていました。

一体、何をしていたんでしょうね、わたし。

読書。う~ん、それも中途半端だった。
漫画。はまってしまう作品があって。
映画のDVD。かなり久しぶりにTSUTAYAでレンタル、歯医者通いがあって、その帰り道にあるというだけで寄り道してしまい、ついつい長い間レンタルしていなかったのに、7日間4~5本で1100円というキャッチコピーに惹かれてしまった。長い間レンタル利用していなかったので、かなり知らない映画があって、適当にレンタル。
それがまた、どれも良かったりして、また歯医者の帰りにレンタル。
あ、あ、これがレンタルぐるぐるになっていくんだよなあ・・・
でも、来週で歯医者は終わりなので、レンタルもお仕舞いにしようと思う。

今クールのドラマ。面白いものがあって、母と一緒に必ず録画を見るのが「最高のオバハン」
ひとりで見るのが「レンアイ漫画家」「コントが始まる」「コタローは一人暮らし」
「ドラゴン桜」は後でまとめて見る、一話のみ見た。日曜のお昼なので、母の好きな「プレバト!」とかぶるから。

アクリル絵の具で絵を描いていた。あれこれ試行錯誤しながら。

母の体調がいまいちだった。食事に神経を使わなくてはいけなくなった。

わたしも腰の後、尾てい骨あたりが毎朝痛み、咳をしたりすると響く。ふたりで痛みのご披露。

庭の草取り。モミジの剪定。夜中や明け方に降る雨のせいで鉢の受け皿の水を何度も処分したり。

一日が流れる様に過ぎていく。横になる時間が多くなって、ふたりで競争するかのように横になっている(笑)

巣ごもりといっても、巣ごもりと騒がれる前からと大して変化なしな生活。
通販利用が多くなり、当たりはずれがあって、一喜一憂。
その中で当たりだったのが、耳が遠くなった母のために良かれと購入したスピーカー。MIRAIスピーカーは大当たりだった。三日前に届いたけど、わたしが聞いている音量でもちゃんと聞こえると言っていた。前は38とか、古いドラマだと40にしないとだめだったのが、今は23でも聞こえるらしい。
これはヒットだった。

もうひとつは、枕。背中まである低反発の枕を購入した。Doreというネーミングだったけど、自分用に買って広げていたら、母が興味津々。試しに使ってみる? と申し出たら、嬉しそうな顔をしたので。早速使用中の枕をそのワイドな枕に変更してみた。
すると、寝返りがスムーズにできるし、寝やすいという。なので、もう一枚注文することに。今度のは高さも調整できるものにしたので、到着したら新しいものを母用にするつもり。なんでもより良いものは母に、それがわたしの気持ち。

睡眠が最近、とても大変そうだった母。夢見が悪くて・・・といって朝の顔がすぐれないことが多かった。その母がとても気持ち良さそうに寝ている姿を見ることができて、スピーカーと枕はわたしの中で大大当たり!!

良い商品と出会えたので、巣ごもりもまた良しとしよう。
今度はわたしが良い睡眠ができるように到着を待っている。

と、まあ、こんな調子で毎日が。
書きたいことがあってもすぐにパソコンを開かないので、忘れてしまうことが多い。母語録の面白いものもあったのに、しっかりメモしておくことが大事だね。


季節が早まった

2021年05月13日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ 昔のマウス画 ※※※

年々、季節が早まってやってくる。
昔の五月はこんなじゃなかったよなあ、運転しているとそう感じる。
道路脇のケヤキがゆさゆさと緑を濃くしているし、空気もどこか暖かいというよりは暑い。時折、それとなく風が通り抜けるのが、かろうじて春の最後を思わせてくれる。

五月は初夏のような世界でもあり、春の忘れ形見を見せてくれる世界でもある。
花たちはここぞとばかりに咲き始め、どこぞの庭でも見てくれと言わんばかりに咲き誇る。我が家でも遅ればせながら、花が咲き始めた。
木蓮は一斉に花を咲かせている。
四月から咲いていた水仙、たった一輪だけ花をつけている新しい庭で。それがまだ咲き続けていて、母とふたりでその忍耐強さに感服しまくりだ。一体いつになったら枯れていくのだろう。最後まで凜としている立ち姿なのか。

今年は桜も一週間も早く咲いたようだ。季節は後戻りはせず、前のめりに進んでいくのかとさえ思えてくる。

五月は空も空気も清々しい。夏でもなく、かといって春でもない、空の眩しさも嬉しく思える季節だ。
そして、この世界に佇むことが出来たしあわせをたっぷりと味わえる、今日はそんな晴れ日和。
開け放した窓から名前の知らぬ鳥のさえずりが聞こえる。仲間を呼んでいるのだろうか。
わたしは遠くにいる人達に心の中で呼びかける。
大丈夫だよ、と。また、会えるからね、と。

五月の初々しい空気は、最高に美味しい。

※※※


青の世界で

2021年05月12日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

好きな色は? と聞かれたら
青、と答えるかな
でも、青は似合わない気がしている
ベージュや焦げ茶、それがわたし

でも
本音は
青が好き
深い色の青が好き

だから
着こなせない青を
ただただキャンバスに塗り込める
その青の下には白があって、漆喰のような白があって
重ねる二つの色が
どこか悲しくもあり
嬉しくもあり

あぁ、わたしの世界はどこか狭くて
それでいてどこか遠い
青の世界は
たどり着きたくても
手が届かない
永遠との追いかけっこ

だから
いつも
いとおしい
青が好き

※※※

母が言った
自己満足でいいんだよ、と
嬉しかった

「今ね、こんな風にしてね、描いてみてるんだ」

「お前の好きなことがあれば、それでいいんだよ」

なんだか、ホッとした

※※※


嫁に?

2021年05月12日 | 母のこと
町内から届いたものを居間で読んでいた。
母はソファに横になってテレビを見ている。わたしはその前の一人がけ椅子に深く腰掛けながら、配布物に目をとおしている。
この時期になると、決算や予算、今後の取り組みについての内容だ。そして、毎回、定期総会への出席の有無についても書かれている。

出席出来ない時は、委任状とその他に今回はふたつの書面に書き込みをしなくてはならないようだ。

「母さん、ここ〇班だっけ? 」
「そうだよ」

「母さん、世帯主には今度はわたしの名前書くんだっけ?」

「そうだよ。お前のところに嫁に来た・・・」
「え!?・・・母さん、嫁に来たのか?」

母のその言葉にわたしが反応すると、言った本人も気づいたのか、ふたりで
「嫁にきた~」と言って笑い転げてしまった。

頭の後ろでは新沼謙治の『嫁に来ないか』がリフレイン♪

今日も楽しい我が家である♪

※※※

昨年、わたしは、母が住んでいた家の向かいに家を建て、そこに母とふたりで住んでいる。母が住んでいた家は空地に。母にすれば、わたしの家に嫁に来たという感じがあって、ついその気持ちが言葉になって出てきたのだろう。

※※※





暗号か?

2021年05月12日 | 母のこと
昨夜、テレビを見ていて興味が湧いた企業があったので、忘れないうちにと思い、メモ用紙に書いて、食卓の上に置いておいた。今日、ネットで調べてみようと思ったのだ。

「SUMCO」

読み方は忘れてしまったが、確かこういうスペルだったように思う。

そのままベッドに行って眠った。

朝ごはんの支度をしようとキッチンに立った。まだ母が目覚めないので、静かに静かに・・・
お味噌汁が出来上がった頃に、母が起き出した。身支度の手伝いをすると、トイレに。
わたしが食卓にあったメモを見ていると、トイレから出た母が
「それ、なんだったんだ?」という。
「ん? これ? 後でネットで調べようと思って」と答えると
「なんだぁ、夜中に起きてそれを見つけて、なんだこれ? 暗号か? と思って、しばらく考えていたよ」
「えっ? それで眠れなくなったとか?」
「いや、考えても全然わからなかったから、諦めた」

てか、これ暗号なんかじゃないし。
同じ家にいて、わざわざ暗号書くか?

夜中に母がメモを手にして、首をかしげている様子を想像してみた。
きっと想像の域を越えたものに見えたのだろうな。
どう見たって「SUMCO」、何がなんだかさっぱり考えつかなかっただろうね。
もしかして、娘は自分に内緒のことをやっているんじゃないかとか、考えたのかしら・・・想像たくましい母のことだから、それも考えられるなあ・・・

暗号、わかりやすいものを今夜はおいておこうかしら♪


庭の蕗が採れました♪

2021年05月11日 | ほんのすこし
母が住んでいた家の裏庭には昔、親戚の方からいただいた蕗がとても美味しくて、ぜひ蕗を植えたいと願ったら、茨城だったか、遠くからすぐに送ってくれたという蕗を植えていました。
地元、秋田には秋田蕗という大きな蕗があるのだけど、それとは違う小さなサイズでしたが、綺麗な緑色のシャキシャキした食感がたまらない蕗です。家を壊した後、裏庭がそれまで家に隠れて見えていなかった分、全部丸見えに。

端に植えていた蕗は今まであまり目を向けていなかったら、見事に広がっていました。それを根こそぎ今の家の庭の端に運んで植えました。ほかの花たちに害を及ばさないようにと、しっかりレンガで区別したはずなのに・・・
蕗って生命力が強いんですね。端の部分2メートルぐらいでしょうか、そこにわさわさと生い茂っていて、さらにレンガからはみ出して小さな蕗が出ていました。

出始めの蕗を刈り取って、早速茹でてみました。昨年茹でたはずなのに、すっかりやり方を忘れていて、母に聞きながら。鍋の直径に実際に蕗を当ててみて、だいたい煮物や切る長さを考えて二つに切りました。鍋もそんなに大きなものを出さずに。
あまり茹ですぎると柔らかくなるからね、と釘をさされ、鍋の前でしっかり見守って茹でました(笑)

ゆであがった蕗はすぐに料理できる状態でした。蕗のごま油炒め煮、美味しくできました♪



二回目の収穫は二日間かけて溜めてから茹でました。今度は量が多かったので、大きな鍋で。
緑色がうまく出て、母からオーケーもらったので、友人にお裾分け。
「人にあげるときは、なるべく多めに持っていくもんだよ」
母に「このくらいでいいかな?」と聞いたときに返ってきた言葉でした。最初に入れた分の倍の量を入れて母に見せると、うんうんと頷いて
「そのくらいは持っていかないとな」と言われました。

友人に持って行くと
「あらぁ、綺麗な色の蕗だこと!」と喜んでくれました。後で聞いたら、すごく美味しい蕗だったとのこと。「蕗って手間がかかるのよね~。よくやったわね」と褒めてくれたので、わたしもちょっと鼻が高い気分♪

さて、三回目はどうかな。今度は別の友人にお裾分けしたいのだけど・・・


母の日に

2021年05月08日 | 母のこと
毎年、母の日を祝って、紫陽花の好きな母に紫陽花を選んでいます。
今年はネットで「ダンスパーティ」というネーミングの紫陽花を。
ピンクがとても綺麗な紫陽花でした。

最初は玄関に置いていたのですが、カーテン越しの光が当るほうがいいだろうと居間の窓際においてみました。下にあるのは昔ハーフワインの6本入りを買ったときに入っていた木箱です。なかなかおしゃれな木箱なので取って置いたのです。その上においたのですが、母にはどうもその木箱のままというのが気にくわないらしく、(彫り込まれたワインのスペルもわたしにはとてもいいなと思えたのですが)上に被せる布を探してほしいと言われました。

仕方が無いので(内心しぶしぶ)探してきて、厚手のレースを被せました。
「ほら! こっちの方がずっといい!」
母が満足げな顔で言いました。
被せてみると、ピンクの紫陽花にとても似合っていたので、わたしも母のセンスに脱帽でした。

昨日の夕方、母が突然
「あー!」と叫ぶので指さす方を見ると、なんと紫陽花がみんなだらんと下を向いているではありませんか。びっくりして
「母さん、どうしよ、どうしよ」と言うと
「お前、水をやったか? 紫陽花は水がほしいんだよ」と答えました。

もうすっかり忘れてしまっていたわたしは、慌ててたっぷり水をあげました。
その後、夜に見ると、紫陽花は見事に復活していました!
安心して眠りにつくことができたというお話でしたとさ♪


意味のないものかどうか

2021年05月07日 | ほんのすこし
最近、またアクリル絵の具を出してきて、部屋に拡げている。
何かを描こうと思っているわけでもなく、ただ筆の思うように手の動くように。
今のところは線や塗りの面白さを探しているだけなのだけど。これをこう使えばこうなるのか・・・という発見があったりするとわくわくする。

今は線の入った段ボールをちぎって、凸凹の面を使って色を塗ったり。何度も角度を変えて塗り重ねると、思いがけないものが浮かび上がる。色をどう重ねるかを考えるのも楽しい。

身近にあるものを使って何が出来るか。今のわたしはそれが興味の対象みたい。
小さなサイズの紙は壁にこんな風に貼り付けている。




後ろはこれまた段ボール。段ボールに両面テープを貼り付けて壁にプッシュ。その上に紙を押す。
でも両面テープは耐性が弱く、朝起きたら絵が落ちていた、なんてことがしばしば。このサイズの絵を何枚か取り替えながら楽しんでいる。階段を上がって、自分の部屋に向かうとまっすぐに見えるのがなんだか気に入っている。

色遊び、筆遊び、そのうち意味のあるものが描けるようになるかな・・・

※※※

今日は母の指導のもと、鉢植えについていた小さい虫を取り除いた。ほんとに目に見えないくらいの虫と呼べるかどうかもわからない代物。わたしが残したビールを小さなタッパーに入れておいた母。
「これをパフに染みこませて、こうやって葉っぱや枝についたのを拭き取るんだよ」と手本を見せる。
ふむふむ。
慣れない作業に手間取るが、ふたりで一個ずつ順番にやっていく。ピカピカになっていく。ガジュマルの鉢は外に出したら、葉っぱが赤茶けてしまった。それも運んできて、母に見せた。
「長い間この鉢は外に出したことなかったんだけどね~」
「え~! それならそうと言ってくれれば出さなかったのにぃ~」
「でも、ほら! 沢山新芽が出ているよ。これは外に出したからかもしれないよ」母に慰められた。

赤茶けた葉っぱを小さなハサミで切り取っていく母。
「大丈夫、今度は二階の廊下におけば、新芽が伸びるよ、きっと」

どうか、母の願いどおりになりますように♪
わたしは監督がいないと庭仕事は絶対出来ないなと思う(これだけは自信を持って言える)。

※※※