おめでとう。
よくここまできたね。
息子が卒業した。この25日に。
わたしは23日から上京していた。息子が働いていたバイト先で 友人とわたしと娘と一緒に会食をしたいというので 早めに行ったのだ。卒業式前日はバイト先が定休日で その前の日曜日なら・・・ということで 集合した。
息子が働いているお店。どんな場所だろう。一度も顔を出したことが無い。話には聞いてはいたが どんな店なのか想像できなかった。明るくしゃれた感じのお店だった。予約席になっていて そこに息子の友人ふたりとわたしと娘と息子。初めて会った同士でもなんの違和感もなく 話が弾んだ。なんの緊張感も持たずに飲食ができるというのも嬉しいものだ。働いているスタッフを見て 息子がきびきびと動き 人と応対している様子を想像した。想像しながら 幼いころはぼーっとしていてこの子大丈夫か?と思ったほどだったのになと考えた。それが今では・・・人間は大いなる変貌をとげるものだなと思う。こんなふうになるとは思いもしなかった。幼い頃を思うと嬉しい誤算?でもある。この大学に進学させて良かった。彼にとって 大学時代が無駄ではなく 人生の中の一つの重要な時期だったのだと改めて感じた。途中でオーナーが挨拶に寄ってくれた。この方か・・・若いなと思った。想像していたのはもっとずっと年上の方だったのでちょっと面食らった。
以前 息子が電話で、「バイト先辞めるから」といった。理由を聞いたら、オーナーとぶつかったという。たまりにたまった不満をぶつけ 言いたいことをぶちまけたと話した。そしてオーナーも切れてしまったと。
そのとき 息子は「でもオレは そのまま帰らなかったよ。ちゃんと仕事をそのまま続けたよ。おれがその場を去ったら スタッフがひとりになって大変だからな。」と言った。その後 息子を辞めさせるなと他のスタッフが談判したりで オーナーから折れて ちょっと良くなった?らしい。同じく働いている人たちの大変さをオーナーに訴えたということも わたしにはなんだか大人になったなぁと感じる瞬間だった。そんなこともあったせいか 心なしかオーナーたちの目が優しく感じたのはわたしの見間違いか(笑)
最後に 息子が一番お世話になったという調理場の方に挨拶してくれというので伺った。その年配の方は握手しながらすでに目を潤ませていた。その瞬間 わたしは分かった。何も言わなくても 息子がこの店でどんなふうに働き、どんなふうに人と接してきたのかを。それは嬉しくもあり、温かくもあり・・・多くの人に好かれているんだなと感じた。
きっと上っ面だけで人と接していないからだろう。年上の人と話ができることは大切だ。そして可愛がっていただけるというのは とても大事だ。そこには自分にはない人生の深さを相手から受け取れるという 自分にとって栄養になるものがたくさんあるからだ。息子にはそれがここであったのだろう。
支払は息子が済ませた。その気持ちを大事に受け止めよう。
娘にそのことを話したら驚いていた。奮発したなと。
写真は息子がそこでバイトをして初めていただいたお金で買った遅めの誕生日プレゼントだ。帰省したときに持ってきてくれた。
「本物だから。ちゃんと本物のダイヤがついているからな。」
5つの可愛いダイヤが胸元で揺れる。きっとこれが最初で最後の高価なプレゼントだね。あとは 彼女に買ってあげなさいね(笑)
その会食のときにつけていった。小さなネックレスが見え隠れしていたのを息子は気がついたかな。
息子は正義感が強い。強すぎて心配になるときもある。でも我慢強くもなった。
そうだよ。切れたらあかん(なんで ここだけ関西風?)
切れたら 相手と同じ目線になってしまうよ。
なんて こんなこと言わなくても もう充分大人になってしまい 何が一番大切か どうしたら分かってもらえるか 彼なりに行動できるだろう。
あんなに多くの人に好かれているのを感じて これからの生活が その延長上にあることを思う。
新生活。不安。期待。どれも通っていく道だ。
大丈夫だ。人とコミュニケーションがとれている。新しい出会いはさらに人生の深みを与えてくれるだろう。これまでの出会いを心の糧として 息子の一歩を祝おう。
娘はすでに一歩さきを歩んでいる。自分の足でしっかりと立ち、生活している。すぐそばに先輩がいるからね。働く会社は違っても 社会人として生きていくための術を姉からも学べるよ。
三月最後の日。いよいよ明日から社会人。
おめでとう。そしてありがとう。わたしはあなたたちからたくさんの喜びをもらったよ。もしかしたらわたしだけかもしれない素晴らしい経験もさせてもらったし(そのことに関しては後日ね)感謝してもしきれないほど嬉しいよ。
大きくなったね。
もうわたしの手から巣立っていった子どもたちふたり。これからはわたし自身を深く見つめよう。子どもたちに恥じない母であろう。遠くにいても こんなに元気で張り切っているからお前たちも元気でいろよー♪ と言えるぐらいにね。
さぁ 今夜はMIPOりんと乾杯だ。(←子どもたちは意味がわかるはず/笑)
よくここまできたね。
息子が卒業した。この25日に。
わたしは23日から上京していた。息子が働いていたバイト先で 友人とわたしと娘と一緒に会食をしたいというので 早めに行ったのだ。卒業式前日はバイト先が定休日で その前の日曜日なら・・・ということで 集合した。
息子が働いているお店。どんな場所だろう。一度も顔を出したことが無い。話には聞いてはいたが どんな店なのか想像できなかった。明るくしゃれた感じのお店だった。予約席になっていて そこに息子の友人ふたりとわたしと娘と息子。初めて会った同士でもなんの違和感もなく 話が弾んだ。なんの緊張感も持たずに飲食ができるというのも嬉しいものだ。働いているスタッフを見て 息子がきびきびと動き 人と応対している様子を想像した。想像しながら 幼いころはぼーっとしていてこの子大丈夫か?と思ったほどだったのになと考えた。それが今では・・・人間は大いなる変貌をとげるものだなと思う。こんなふうになるとは思いもしなかった。幼い頃を思うと嬉しい誤算?でもある。この大学に進学させて良かった。彼にとって 大学時代が無駄ではなく 人生の中の一つの重要な時期だったのだと改めて感じた。途中でオーナーが挨拶に寄ってくれた。この方か・・・若いなと思った。想像していたのはもっとずっと年上の方だったのでちょっと面食らった。
以前 息子が電話で、「バイト先辞めるから」といった。理由を聞いたら、オーナーとぶつかったという。たまりにたまった不満をぶつけ 言いたいことをぶちまけたと話した。そしてオーナーも切れてしまったと。
そのとき 息子は「でもオレは そのまま帰らなかったよ。ちゃんと仕事をそのまま続けたよ。おれがその場を去ったら スタッフがひとりになって大変だからな。」と言った。その後 息子を辞めさせるなと他のスタッフが談判したりで オーナーから折れて ちょっと良くなった?らしい。同じく働いている人たちの大変さをオーナーに訴えたということも わたしにはなんだか大人になったなぁと感じる瞬間だった。そんなこともあったせいか 心なしかオーナーたちの目が優しく感じたのはわたしの見間違いか(笑)
最後に 息子が一番お世話になったという調理場の方に挨拶してくれというので伺った。その年配の方は握手しながらすでに目を潤ませていた。その瞬間 わたしは分かった。何も言わなくても 息子がこの店でどんなふうに働き、どんなふうに人と接してきたのかを。それは嬉しくもあり、温かくもあり・・・多くの人に好かれているんだなと感じた。
きっと上っ面だけで人と接していないからだろう。年上の人と話ができることは大切だ。そして可愛がっていただけるというのは とても大事だ。そこには自分にはない人生の深さを相手から受け取れるという 自分にとって栄養になるものがたくさんあるからだ。息子にはそれがここであったのだろう。
支払は息子が済ませた。その気持ちを大事に受け止めよう。
娘にそのことを話したら驚いていた。奮発したなと。
写真は息子がそこでバイトをして初めていただいたお金で買った遅めの誕生日プレゼントだ。帰省したときに持ってきてくれた。
「本物だから。ちゃんと本物のダイヤがついているからな。」
5つの可愛いダイヤが胸元で揺れる。きっとこれが最初で最後の高価なプレゼントだね。あとは 彼女に買ってあげなさいね(笑)
その会食のときにつけていった。小さなネックレスが見え隠れしていたのを息子は気がついたかな。
息子は正義感が強い。強すぎて心配になるときもある。でも我慢強くもなった。
そうだよ。切れたらあかん(なんで ここだけ関西風?)
切れたら 相手と同じ目線になってしまうよ。
なんて こんなこと言わなくても もう充分大人になってしまい 何が一番大切か どうしたら分かってもらえるか 彼なりに行動できるだろう。
あんなに多くの人に好かれているのを感じて これからの生活が その延長上にあることを思う。
新生活。不安。期待。どれも通っていく道だ。
大丈夫だ。人とコミュニケーションがとれている。新しい出会いはさらに人生の深みを与えてくれるだろう。これまでの出会いを心の糧として 息子の一歩を祝おう。
娘はすでに一歩さきを歩んでいる。自分の足でしっかりと立ち、生活している。すぐそばに先輩がいるからね。働く会社は違っても 社会人として生きていくための術を姉からも学べるよ。
三月最後の日。いよいよ明日から社会人。
おめでとう。そしてありがとう。わたしはあなたたちからたくさんの喜びをもらったよ。もしかしたらわたしだけかもしれない素晴らしい経験もさせてもらったし(そのことに関しては後日ね)感謝してもしきれないほど嬉しいよ。
大きくなったね。
もうわたしの手から巣立っていった子どもたちふたり。これからはわたし自身を深く見つめよう。子どもたちに恥じない母であろう。遠くにいても こんなに元気で張り切っているからお前たちも元気でいろよー♪ と言えるぐらいにね。
さぁ 今夜はMIPOりんと乾杯だ。(←子どもたちは意味がわかるはず/笑)