※※※
若い頃は少しくらいの無理でも
押し通すことができた
ちょっとぐらい眠っていなくたって
徹夜していたって
次の一日を
乗り越えることができた
時は
そんな自分を変えていく
色々な人と話し
沢山の出会いを望み
折に触れ語らう喜びを体全体で享受していた
今は人との出会いを
どこか遠くで見ている
出会うことに躊躇し
このまま、という選択が
一番ゆるく
楽で
次の一歩を踏み出すのに
とても、とても
力がいる
こんな自分が
ときどき嫌になって
頑張ってみる
耳元でささやく
”無理をしないで”
時がわたしに小鳥のさえずりのごとく
耳元でささやく
頑張らなくてもいいのよ と
※※※
母の庭のモミジの枝にりんごを二個挿しておく
母はソファに座ってそのりんごを見る
ヒヨドリが飛んできてりんごをついばむ
もう一羽のヒヨドリもそばにやってくる
先のヒヨドリの方が大柄で、飛んできたヒヨドリを威嚇する
二羽は追いかけっこをして飛んでいく
その後に第三番目のヒヨドリがさっと飛んできて
悠々とりんごをついばんでいる
母とわたしは笑いながらその舞台劇を観戦している
二個あるのだから互いに別々のりんごを食べたらいいのにね~
窓の向こうとこちらでは
全然違う世界が存在している
※※※
アクリル絵の具とボールペンと。
※※※
若い頃は少しくらいの無理でも
押し通すことができた
ちょっとぐらい眠っていなくたって
徹夜していたって
次の一日を
乗り越えることができた
時は
そんな自分を変えていく
色々な人と話し
沢山の出会いを望み
折に触れ語らう喜びを体全体で享受していた
今は人との出会いを
どこか遠くで見ている
出会うことに躊躇し
このまま、という選択が
一番ゆるく
楽で
次の一歩を踏み出すのに
とても、とても
力がいる
こんな自分が
ときどき嫌になって
頑張ってみる
耳元でささやく
”無理をしないで”
時がわたしに小鳥のさえずりのごとく
耳元でささやく
頑張らなくてもいいのよ と
※※※
母の庭のモミジの枝にりんごを二個挿しておく
母はソファに座ってそのりんごを見る
ヒヨドリが飛んできてりんごをついばむ
もう一羽のヒヨドリもそばにやってくる
先のヒヨドリの方が大柄で、飛んできたヒヨドリを威嚇する
二羽は追いかけっこをして飛んでいく
その後に第三番目のヒヨドリがさっと飛んできて
悠々とりんごをついばんでいる
母とわたしは笑いながらその舞台劇を観戦している
二個あるのだから互いに別々のりんごを食べたらいいのにね~
窓の向こうとこちらでは
全然違う世界が存在している
※※※
アクリル絵の具とボールペンと。
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