心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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書きたいことは山ほどあったのに、ね

2022年07月24日 | 母のこと
ずっと更新途絶えていましたが、それでもときどき顔を覗かせてくだっていた方たちには本当に感謝感謝です。

毎日、同じようでどこか違う日々を過ごして、その中にも心配ごとが入り込んだり。一番大きなことは母がトイレで気を失って、救急車を呼ぶ羽目に陥ったことかなあ。
そんなとき、ふたりっきりって大変なんだとつくづく知らされました。電話をかけるにも、具合悪い母をなんとかトイレの座面に座らせて急いで電話を取りに行ったり、そして抱えながら電話の応対。出てくださった隊員の方の冷静な対応に少しずつ慌てていたわたしの態度も落ち着いてきて。

電話の途中で母の意識が少し戻ってきて、「救急車を呼んでるから」と言うと、「戻してくれ」と言われ、その旨を伝えると、すでに向かっていると言われ。
結局、隊員達がやってきたときには母の意識もかなり良くなり、本人の強い希望により救急車に乗ることはせず、その場で血圧やら酸素濃度やら検査していただき、様子を見てまたなにかあったら連絡を、と。
その言葉に母がどれだけ喜んだか・・・

もう救急車で運ばれると、この家にはもう戻ってこられなくなる、そう思っているみたい。

来てくださった隊員の方達がとても優しく接してくださったので、ふたりともすごく安心して、良かった良かったと胸をなでおろしていたのでした。

こういうことが七月に入る直前にあり、それから猛暑続き。母は食事がなかなか進まず、体力がとても衰えました。そして気力も。
お粥と軟らかいもの、果物、口に入れやすいもの、あれこれ思案して出すのですが、口に入れても美味しく感じないみたいで、料理担当のわたしとしては頭を抱えていました。

そんな日がしばらく続き、定期診察がやってきて、先生に食事が進まないことを話すと栄養剤を出してくれました。
「甘いのは大丈夫ですか?」と言われたので、甘い物大好きだからと応えましたが、同じ甘いものといっても大福やチョコレートとは全然違う甘さの飲み物でした!
それでも少し湯冷ましとかで割って飲む、ということもでき、母としては自分がこれではいかん!と考えたのか、苦手な飲み物ではあるけど、少しずつ飲んでいます。

なんとかこのまま夏を乗り越えてほしいと願うばかりの日々。
この頃は笑うと咳き込んだり、痰を出すのが苦しかったり。何かの動作をしたあと、しばらくぼーっとしていて、声をかけるとハッと我に返るといったことが多くなりました。

横になって寝ているのが一番楽だよ。
楽なら横になれば?

そういうやりとりが一日で一番多くなりました。

母の弱くなっていくさまを目の前にしていくのは、とても堪えられないものがありますが、この夏を乗り越えられたら・・・とそれだけを思いつつ、庭の紫陽花をぼんやり見ています。