心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

おばあちゃんになりました♪

2013年11月12日 | ほんのすこし
先週の8日、待望の赤ちゃん誕生しました!娘に。
地元に来てのお産ではなかったので 赤ちゃんを見ることはできませんが、今日からたっぷり見ることができます。と言っても4無事にたどりつけるかが問題なのですが(笑)

月曜日から雪が降り続き まだ冬タイヤに交換していないわたしは昨日一日歩きとタクシー。町はすっかり冬景色に変身しています。しばらく地元から遠のく予定なのですが、戻ってきたときにこの景色がどうなっているのか心配でもあります。戻ってきたらすぐに冬タイヤに交換しなくては。

話は戻りますが、女の子でした。たぶんそうじゃないかなとは思っていましたが、こればかりは生まれてみないとわかりませんからね。母子ともに健康なようで安心しています。新米おばあちゃんは どうすればいいのか全然わかりません。自分が子どもを産んだときはすでに遥か遠くに過ぎ去っているので、記憶にございません状態。きっとオロオロすることでしょうね(笑)母に
「赤ちゃんのことはお母さんに任せて お前はご飯食べさせればいいんだ」と言われましたが、それでもなんだかねぇ。
寒くなる時期に生まれた赤ちゃん。風邪をひかせないようにしっかり見守りたいと思っています。

携帯からの更新の仕方 忘れてしまいました。
なので ここの更新できるかどうか・・・しばらく更新しなくても元気ですから。忘れないでいてくださいね♪

※※※

いのちのつながり
生きてる実感
目の前にあるこの手の
脈々と打つ 血の
力のみなもと
いのちのつながり

わたしとあなたとむこうのあなたと
そしてまだ見えないあなたと

世界に散らばっている
いのちのつながり
最後まで見えなくても
この手の向こうにいるあなたと
なにかで
つながっている

※※※

前に進む

2013年11月07日 | ほんのすこし
後戻りはできませんが、前に進むことはできます。
過去を修正することはできませんが、未来を作ることはできます。

そう思ったら 今 この瞬間の自分がとても大事に思えてくる。

かなり時間を無駄に過ごしているなと感じる毎日ですが、それでもあれこれとやれることを探して つんのめりながら転びそうになりながら 生きています。書きだした小説もどきも 果てなき終わりがどこにあるのかさえ見えず。それでもなんだか自己満足的な楽しみに浸っている そんなこの頃です。書きながらもっと主人公のことを深く掘り下げなくては・・・とか思ったり。最初のイメージと違ったり。まだしっかりとしたものが出来ていないからなのだと。
それでも 今 取り組んでいることにめどがつくと これまでにない自分がいるような気がします。
まずは完成させること。それが前に進む一歩。
いつも途中でとん挫させていましたが、今回はまずどんな形であれ 完成する!それを目標にしています。

こんな年でもやりたいことをやっておきたい そんな思いでいっぱいです。どこへ行かなくても 狭い我が家で好きなことが出来ることがなんという贅沢なのかと思います。
さて、今日は一日 母の付き添いです。夜には やりかけたことに手をつけることが出来るかな・・・

昨日 何年もご無沙汰していた方のご家族から荷物が。住所が変わっていました。今はどんな感じになっているのか・・・年を取るということは 住む場所も変わっていくんだなぁと。ずっと自分はこの家を守っていくと話していたその人のことを思いだしました。きっと子どもたちと一緒にいて しあわせなのだろうなとも思いました。遠くに行ってしまったようなので 会いに行けませんが 元気なことと思います。昨日は懐かしい思い出を紐解いていました。思い出は わたしの中だけでなく その人の中にもわたしと共有するものがあります。その人が年老いたように わたしもまた年老いているんだなと感じます。
年老いることは 寂しいことでもありますが、思い出が増えていく楽しみがあると思えば なんだか前に進むのもいいなぁと思えてきます。

さっ今日も一歩 前に進んでみましょうか。

ごめんねと

2013年11月06日 | ほんのすこし
ごめんねと言うよりも ありがとうと言いたい。
でもなかなかありがとうって言えない。
素直じゃないから?

ごめんねって後悔することばかり。これまでの人生でね あれこれと。
色々な人とかにね。
ごめんねって言えないから ありがとうって ましてや言えないね。
それでも勇気を振り絞って いつか声に出して言えたらきっと嬉しくて そのまま消えてもいいなんて思うんだろうな。

ふと そんなことを思う 秋の夜長。
たくさんの本とDVDに囲まれて、もっと時間が欲しいという我儘な思いにとらわれている。

※※※

庭の冬囲いの手伝いを少しだけしました。去年手伝ったはずなのに全然覚えていなくて、来年のためにスマホで写したけど、きっと来年も母の監督下でないと無理みたい(笑)だから 母には元気でいてもらわないと。
母がいないとできないことだらけ。わたしって何もできないんだなとつくづく思った今日という日。
ありがとう わたしを謙虚にさせてくれて。人はできないことが多いってことに気付くのも大事だね。

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振り返ることもたまには必要だ

2013年11月05日 | 母のこと
昨日は 早めに母のところに行きました。やりたいことがあったからです。
天気が良くなくて 雨が降った後でしたので、庭の冬囲いもまだ早すぎました。やると言ったら 手伝おうかと思っていたのです。外もいつもより寒かったし コタツで丸くなっていました。(一体何しにいったんだか・・・)

母はコタツの前で 数日前からリフォームに夢中。20年以上も前に買ったまま着ないできたセーターやらカーディガンを出してきて 今使えるにはどうしたらいいかとあれこれ頭をひねってアイデアを出しているところでした。どうしても襟繰りがきついと脱ぎ着するのが大変なので 襟を変えようとしていました。何度も仮止めしては頭をくぐらせて 確認しています。その一つ一つの動作が大変そうなのですが、人よりかなり時間をかけて頑張ることが 自分のためになると思っているようです。
わたしは助けを求めてきたときに手助けするようにしています。もっとスムーズに出来るように やってあげればいいのに・・・と思われそうですが、たくさん手を動かして後で痛みを感じても 母が自分だけの手でやり遂げた満足感にはかないません。
小さなことでも その人がやり遂げた!という気持ちを味わえることが大事ではないかなと思うのです。最初から最後までそばにつきっきりで手とり足とり・・・スピードは上がるでしょうが、ほんとに母にとって喜びになるのかなと 首をかしげてしまいます。だから 今のところは見守ることに徹しています。出来上がったら 大いに褒めて その労作がいかによく出来上がったかを認めてあげようと思っています。

わたしができることは同じコタツに入って 母の昔を少しずつ聞きながら 書きとめること。
母が針を持ちながら わたしの質問に昔を思い出し 思いだし話してくれます。「こんなこと聞いてどうするんだ?」と疑問を投げかけられましたが「家系図を知りたくてね」と答えておきました。
父は幼いころから順番に両親を亡くしています。そのあたりのことはあまりよく知らなかったので 昨日はその人間関係を聞きました。誰に育てられたのか どんなふうに育てられたのか。
父は腹違いの姉たちの家族と一緒に生活していたようでした。鉱山に勤めていた姉の一家(北海道)に世話になっていたそうです。姉の旦那さんは怒るとちゃぶ台をひっくり返すような短気な人ではありましたが、相手のことをよく見て相手に気を使わせないようにする人だったと言ってました。どんなことかというと 結婚前に母と父親とで挨拶に行ったときのこと、田舎から出てきたふたり、どんなふうに挨拶したものかと不安だったことでしょう。そのとき 姉のだんなさんが自分から 母たちに声をかけて挨拶しやすいようにその場を作ってくれたそうです。母も父親もホッとしたそうです。そのとき 母はこの人は相手のことに気を配ることができる人なんだなと感じたそうです。
そういえば 誰かの家に行ったとき 相手の奥さまとかが忙しくしていて 挨拶をする機会を逃してしまうことがありますが、それはこの逆なのでしょう。まずは訪問者が気持ち良く挨拶できる雰囲気を作ってあげる それが一番の受け入れた気持ちの表れなのだと思いました。

そういうことから あれこれと襟ぐりを直しながら 仮糸を取りながら 一針一針さしながら 昔を紐解くように語る母。父のことは 父の境遇を知って「この人は赤ちゃんや子供の扱い方を知らないんだな。自分が代わりになろう。」と決心したそうです。昔は父の帰りも遅く いつも食事は母と弟と三人で、日曜ぐらいでしたか 家族全員で食事したのは。だから私たちが幼いときは母が父の代わりに遊んであげたり(男親がするようなこと)したのだとか。お前たちを足で上にあげて高い高いしたり・・・
「あっそれ なんか覚えがあるなぁ。母さんが寝そべって足を上げて 母さんの手とわたしの手をつないでわたしのお腹に母さんの足があったよね。わかる~」
そのシーンがぼんやり浮かんできました。朝早くから夜遅くまで取引先を回っていた父。どんな仕事ぶりだったのかと思うのですが、なんとなくわかる気がします。
母に言わせると メーカーの新商品が出てときなどメーカーの人を連れて 取引先を回るときはお昼をメーカーの人が出してくれるらしいのですが、他の人は普段食べない高い値段の店に連れていくのに 父は安くておいしい中華そば屋とかラーメン屋につれていったんだとか。「父さんは メーカーの人にあまり負担させたくなかったんだよ。おかげでラーメン屋は詳しかったよ」と笑って言いました。

母はちゃんと父のことをわかっているんだなと思いました。そして自分のことを深くわかってくれる妻がいるということが父の人生にとっていかに大事だったかをいつも感じます。
母が言ってました。
「仕事で遅くまでへとへとになって帰ってくる、日曜だって疲れて横になっていたい、そのときに「子どもとも遊んでくれない、どこかにも連れていってくれない、いつも手伝ってくれない」ダメな人だと決めつけないで、この人にできるはしてもらう できないことはわたしがやろう そう思うだけで二人の関係が長く続くもんだと思うよ。」
相手にしてもらうことだけを求めない 自分がしてもらいたいことより 自分が相手にできることを探す それが長く続く秘訣なのかもしれません。父が母に頼まれて何かをやると 必ず母に感謝されたそうです。そして父も母がほんのちょっとでも父が喜ぶことを(それがテレビのチャンネルを変えてくれるということでも)してくれると「ありがとう ありがとう」と言ってくれたそうです。だからわたしが父の顔を思いだすのは 微笑んでいた顔です。
感謝して生きる それが一番しあわせへの近道なのでしょうね。
幼くして両親を亡くし 姉家族と暮らさなければならなかった父に 周りの人に感謝して生きようという気持ちがあったからこそ可愛がられてきたのだろうと思っています。

紅葉

2013年11月04日 | ほんのすこし
今年は天候が上がり下がりが激しかったせいか 観光地に行かなくても庭先で綺麗な紅葉を見ることが多い気がします。地面にふと落ちた赤い葉を見つけたときなど その赤さに驚くことがあります。赤って 少しだけでもあると周りとの対照的な色にハッとさせられます。そこだけが目立つというか アクセントになるというか。

秋の寒々とした空気の中で そこだけ鮮やかな色がある。赤だったり黄色だったり。その色の見事さに時の移ろいを感じるのでしょう。最近 わたしの頭は昔の傷跡が病んでいます。それだけ例年になく空気が冷たいのだと思っています。部屋の中にいてもこんなに痛く感じること 今までなかった気がするのです。冷え込みは 葉の赤みを増して綺麗にしますが、それと同時にわたしの体にも新たな変化を与えてしまうということなのでしょうね。
部屋の中で毛糸の帽子をかぶろうかと思っているところです。



実家の近くのドウダンです。真っ赤に色づいていました。その隣には大きな葉っぱ。なんという樹でしょうか。これもまた綺麗な緑から黄色へと変化し始めていました。



枝の濃い黒っぽい色が逆にアクセントになっています。

多分 街中を歩いてみれば 色々なところで紅葉を見ることができるのでしょう。でもこの頭の痛さに負けて 歩くのはちょっとごめんだなという気持ち。せっかくの秋を 今年は探しに行くのは無理なようです。今は実家の近くで我慢です♪

息子が高校に通っていたときに ときどき迎えに行った先にとても見事な紅葉の山がありました。運転しながらその美しさに見惚れてしまうことがたびたびでした。稲刈りの終わった田んぼを裾野にし こんもりとした山一面が秋色に輝いていました。今年はすごいだろうなぁ。行ってみたくなりました♪
秋はこれから来る冬を思うと 寂しくなりますが、ほんのいっとき この綺麗な紅葉を味わえることでわたしたちは満ち足りたものを感じます。これも四季のある世界に生きているものの贅沢なのでしょうね。雪国にとって秋は早足で通り過ぎますが、短いからこそ 中身の濃い秋なのかもしれません。
赤や黄色 虫に食われた朽ちた葉にさえ どこか味わいぶかいものを感じてしまう・・・秋は なんだか見るものすべてが愛おしくなってしまいます。
連休最後の日 みなさんはどこへお出かけですか?わたしはいつもと同じです(笑)それでもなんだか今日は特別 秋を感じています♪

雨降りです

2013年11月03日 | ほんのすこし
朝から雨が降ったので 外は少しどんよりしています。空気もひんやりでずっとストーブをつけていますが、設定温度を20度にしていると消えてしまいます。部屋は温かいのでしょう。でも体はなんだか寒いなと感じます。

夕べ 久しぶりにミントンに行ってきました。マスターがパリから戻ってきたというので 無事お帰りなさいということで♪
いつものミントン。珍しい方々もいて わたしのいつもの席を確保してくださって 先に来ていたご夫婦が席をずらしてくださいました。かなりしばらくぶりにお会いしたご夫婦。奥さまもだんなさまもいつも変わらず とても素敵なご夫婦です。色々な話題で盛り上がり 特に海外ドラマのことでは奥さまとあれも見たこれも見たとキャーキャー(笑)
ミントンなら ジャズのことで盛り上がれよって感じですが ドラマで盛り上がるのはやはり女性ならではか?(笑)

マスターからパリみやげをいただき 感激しつつ戻りました。昨日は朝から調子が悪かったので コーヒーを二杯飲んで帰ってきましたが、行く前に楽天と巨人の試合を見ていて もう少しもう少しってとうとう6回まで見てしまいました。それから行ったので9時近くに到着。それから一時間半ぐらいはお邪魔していました。コーヒー二杯でこれだけねばるお客です。何カ月ぶりかで顔を見かけた常連さんもいて やっぱりミントンはいいなあと思って気持ち良く帰ってきました。

昨日 ほんとはすごく落ち込んでました。
朝から調子が悪かったわたしですが、午後に母のところに行く前に買いだしをしていこうととあるお店に寄りました。店の中をぐるぐる今晩なんにしようかと考えながら ようやく買い物をすませ 車のところまでカートを持っていったはいいのですが・・・あれ?車のキーが無い!
キーホルダーについているはずのものが無い!
駐車場に落としたのかと探し 店内も探し 店員さんに落し物で届いてないかと訊いたり 店員さんがついてきてくれたり・・・
あぁ それなのにそれなのに・・・キーはちゃんとあったのです。しかもわたしがしっかり持っていました。
もう穴があったら入りたい。しばらくあの店には行けません。見つけたときには思わず一緒に探してくれた店員さんに「きゃー」って抱きついてしまいました。恥ずかしい・・・なんてお馬鹿なわたし。

あっ店員さんは女性です。
いくらなんでも男性の店員には抱きつきません(笑)

それにしても調子が悪いなとは思いましたが、キーが無いと思ったときには頭の中が真っ白になってしまい パニック。タクシーで戻ってスペアキーを持ってこようとかあれこれ考えたりしました。そんなことがあったため ミントンに行くのもためらっていたのですが、こういうときこそ 気分転換が必要だと思って。行ってよかったです。

買いだしの後 実家に行き母にわたしのお馬鹿さ加減を報告したら よくあることだと慰められました。80歳の母にはよくあることかもしれないけど わたしによくあっては困ります。昨日は猛反省していました。ショボン。

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ハロウィン 今年は縁がなかったなぁ・・・
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大きな樹は好きだけどねぇ

2013年11月02日 | ほんのすこし
友人と樹海ドームのそばにある散策できる場所(名前がついているのかな)に行ったとき そこにいた少年(確か しょうた君と言っていた気がする)にモデルになってもらいました。樹の大きさがわかるように樹の前とか横に立ってもらったのです。ほんとに太い幹の樹でした。

しょうた君の顔がはっきり映ったのもありますが、それはだめだろうなと思い よくわからない画像を。

高さも太さもすごくて しょうた君が両手を広げてもまだ足りないくらいです。友人とふたりで首が痛いねと言いながら上を見上げていました。秋の心地よい風が柔らかく通り過ぎて行って とても気持ち良かった日でした。なかなか普段こうした大きな樹の下にいたりすることはないので いい時間を過ごしたなぁと今 画像を見ていても思いだします。

あぁ そうだった。おまけがついていたのでした。

この日 しばらくベンチに座ってあれこれ積もる話をしていましたが、そろそろお昼だし ということで立ちあがり、駐車場に向かいました。歩きながら 首の空いた部分がなんだかもぞもぞするなと思い 軽く触って払ったら・・・舗道部分に何かが落ちました。
きゃーーーーー!!なんとわたしの肩に何かの幼虫がついていたのです!長さは2センチぐらいで頭が黒くて体長が白い・・・それを見た友人が「アメシロじゃない?」と言いました。なんでも今年 友人の庭にアメシロが大量発生して駆除してもらったとのこと。そんなあ!それがなんでわたしの肩に?その日は結構暑かったので 首周りがかなり空いているものを着ていました。そこをもぞもぞと歩いていたとは!もしかして 頭にいる?そう思って 舗道で頭をくしゃくしゃにしたあと ブンブンと首を振りました。すれ違った男性が一体何が起こったのかと 不思議そうな顔をしてわたしを見て行きました。
気持ち悪くて 気持ち悪くて こうでもしなければ・・・でも幸いなことに後は体についていなかったようです。

あーあのときのことを思い出してしまったよぉ。
虫 苦手も苦手 超のつくほど苦手です。そんなわたしをよりによって選ばなくてもいいんじゃないですかぁ。
きっとこの大きな樹とかたくさんある あの場所にいたのでしょう。もうしばらくは行かないことにする!と友人に言うと、樹っていいけど こういうことがあるからねぇと。もう近くに寄らないことにします。

樹って好きなんだけどねぇ。幹に触ったりするのも好きなんだけどねぇ。虫にはかないません。

ありがたかった♪

2013年11月01日 | ほんのすこし
昨日は 母の付き添いで午後病院へ。検査が終了すると 珍しく母がショッピングセンターで買い物をしていきたいと言うので、平日だし 混まないだろうと連れて行きました。

どういうわけか思っていた以上に中は混んでいました。母は歩くのが大変なので車椅子。ちょうど一台残っていました。ラッキーです♪車いすの前に連結できる買い物かごを置くカートがあり、この姿で店内を移動するのは 結構幅を取るので、お客様に迷惑をかけることがあります。押しているわたしが他のお客様との距離を考えながらいかないといけません。
押しながら「見たいものがあったら教えて」というと「見えにくい」と。
どうやら車いすに乗っていると 母の目線からは見えないものが結構あるようでした。いつも自分の目線でだけしか見ていないので、ハッとさせられました。

こういう目線って お店の人としては大事じゃないかなと思いました。品出しをし、棚や冷蔵コーナーに並べるときには並べる本人が自分の目線で出している・・・どんなお客様が買うのか 色々なお客様の目線を想定しながらベストの並べ方を考えて並べているかが頭にインプットされているか 案外考えずに並べているのかもしれません。まぁ車椅子で移動する人はそんなに人数はいませんが、それでも手に取ったり 見たりすることを想定して考えてみることも仕事の幅を広げることにつながるのかもしれないなぁと漠然と思っていました。
あれこれ買いこんで レジに並びましたが、車いすだと知るとレジの方が買い物かごに中身を丁寧に詰めてくれました。対応が親切でとても気分よく店内を出ることができました。車いすと買い物かごを連結したまま 駐車場の車の場所まで行くことにし 出入り口から出ました。
横断歩道を渡っている途中のことでした。
ほんの少しの段差 歩いている分には全然わからないほどのアスファルトの違いによる段差があったのです。何も知らないわたしが車いすを押した瞬間、母の前にあった連結した買い物かごを入れているカートがはずれて前のめりに転がってしまいました。一瞬 二人とも何が起きたのかわからず・・・ハッとして散らばった大きな買い物袋三つを拾い集めようとしていました。
そのとき 正義のヒーローが♪

通りがかった男性が 買い物袋を拾ってかごに入れてくれ 自分が車まで持っていってあげようかと言ってくれました。これにはパニクっていったわたしもとても嬉しくて カートを収容場所に置く間 買い物袋が三つも入ったかご(とても重かったのです!)を持っていてくれ、さらにはわたしが車いすを押して その方がかごを持って車のところまで・・・そして母が車いすから降りると その車いすを自分が所定の場所に戻してくれるというのです。
最後の最後まで その方の親切に甘えっぱなしの二人でした。
軽々と重いかごを持って運んでくれ 最後は車いすまで持っていってくれる・・・最近にないありがたい好意に驚きつつ この街の若者も捨てたもんじゃないなと帰り路では ふたりずっとこのことを話していました。母は最初スタッフの方だと思っているようでしたが、わたしがお客様だよと言うと さらに驚いていました。

それにしても この親切な若者の顔をしっかり見ておくんだった!体格の良い方でしたが、見るからに優しそうな顔をした方だったとは二人の合致した意見。母が「親切な人は顔に表れるものだねぇ。」と話していましたが、本当にそんな感じの方でした。ニコニコと手伝いを申し出てくれた顔をもっとしっかり見ておくんだったなと思います。今度お見かけしたときに改めて 親切へのお礼の言葉を言いたかったのに。
このことを夜に友人への電話の中で教えると「お名前教えてくださいって言えばよかったのに!」と言われて、そういえばそうだったと訊かなかったことを反省。「でも そういう人って名前を言わないかも」と続けて友人が言いました。さらに「良かったぁ、今日ねすごく侘しい気持ちになっていてね あなたに電話かけたのよ。こんないい話を聞けて本当に良かったわ。」と言われました。

あぁ なんていいんでしょ。親切にされたことって 周りを温かくしていくんだねぇ。
母が「親切にされると された人もいい気分になるけど、親切にした人も気分よくなるよね。自分らがありがたいなという気持ちをたくさん出せば あの人もきっと嬉しいと思うよ。」と言っていましたが、親切ってされた方もした方も気分よくなるんですね。母と
「今日の一番が これだったね!」と なんだかすごく満ち足りた気持ちでいました。
名前も知らない優しい青年よ、本当にありがとう!!

買い物かごから落ちた生さんまをしっかり焼いて食べながら 今日の最高の場面を思い出しつつ・・・ありがたいな ありがたいな と心でつぶやいていました♪