河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2349- エルコンVln、三浦文彰、RVW南極、ブラビンズ、都響、2017.5.21

2017-05-21 18:38:48 | コンサート

2017年5月21日(日) 2:00pm 東京芸術劇場

エルガー ヴァイオリン協奏曲ロ短調 17+11+19′
 ヴァイオリン、三浦文彰
Int

ヴォーン・ウィリアムズ 南極交響曲 9-6-10+5-10′
 ソプラノ、半田美和子
 女声合唱、新国立歌劇場合唱団(女声)

マーティン・ブラビンズ 指揮 東京都交響楽団


三浦さんはつい先だって、下野読響の伴奏でフィリップ・グラスのヴァイオリンコンチェルト1を聴いたばかり。今日のエルガーはなかなかの好演。
この作品は長いものですけれど聴き応えありますね。終楽章に4回転ジャンプがかたまっていそうな曲で、これを第1楽章に持ってくれば長さもこんなにならなかったと思う。が、それはエルガーさんに訊いてくれと。
間延びするところもままある作品ながら、あまり形にこだわらず聴いていく感じで。三浦さんのヴァイオリンは強弱とか濃さ薄さのダイナミック幅で聴かせるのではなくて、なんというか、つぼみのような膨らみが何度も寄せては返す、そんな進み具合。ストイックとは思わないが、あっさりしているというか、タメを作らずいきりたたず、かといって淡々としているわけでもない。言葉が見つからない。膨らみがチェーンのようにつながっていく。瞬間を味わいつつ連鎖も楽しむ。じっくりと流れを楽しめるところがある。粋な芸風かな。エルガーにシャープさを感じさせるいい演奏でした。

南極はフィルムミュージック的色彩でブラスが空虚な鳴りを繰り返す凡作。
おわり



やっぱり、宇宙人