河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2245- マルティヌー5番、ショスタコーヴィッチ10番、ヤクブ・フルシャ、都響、2016.12.19

2016-12-19 23:22:45 | コンサート

2016年12月19日(月) 7:00pm 東京文化会館

マルティヌー 交響曲第5番  9′9′12′
Int
ショスタコーヴィッチ 交響曲第10番ホ短調  25′4′12′12′

ヤクブ・フルシャ 指揮 東京都交響楽団


このコンビによる一連のマルティヌーもの。今回は5番。
第2楽章のラルゲットも含め、どんどん前進していく曲。この指揮者はむしろじっくりと受けとめるような解釈でかなりしっかりと踏みとどまっている。
ミニマル風な展開、シンコペーションの妙、スタッカートの切れ味鋭く、心地よく滑っていくストリング、これらはむしろ都響のものだろう。
5番はあまり振り慣れていないのだろうか。譜面に頻繁に目を落とすのは別に悪い話ではないが、少々ぎこちない指揮。譜面が要らないところだけ激しく振りジャンプする姿はそれを増長する。いずれにしてもこのオーケストラの機能性にだいぶ助けられている。
マルティヌー作品はこのオケにはよくあっている。まず、明確に、クリアな演奏。そこが原点。これは作品を広めるには一番の利点。音に深みがあればさらにいい。
全体的に、比較的緩めのテンポの中、シャープなオケが光る演奏でした。

後半のショスタコーヴィッチはこの指揮者のインターナショナルへの出入り口の肝の一つでしょう。頻繁な譜面チェックと変拍子のぎこちなさがちょっと気になります。腕達者なプレイヤーたちに助けられている部分多いです。
おわり