2015年4月8日(水) 6:30-9:55pm オペラパレス、初台
エミリオ・サージ、リヴァイヴァル・プロダクション
ヴェルディ 運命の力
キャスト(in order of appearance)
1-1.カラトラーヴァ侯爵、バス、久保田真澄
1-2.レオノーラ、ソプラノ、イアーノ・タマー
1-3.クッラ、メッゾ、鈴木滋子
2.ドン・アルヴァーロ、テノール、ゾラン・トドロヴィッチ
3.プレツィオジッラ、メッゾ、ケテワン・ケモクリーゼ
4.ドン・カルロ、バリトン、マルコ・ディ・フェリーチェ
5.グァルディアーノ神父、バス、松位浩
6.フラ・メリトーネ、バリトン、マルコ・カマストラ
他
合唱、新国立劇場合唱団
管弦楽、東京フィルハーモニー交響楽団
指揮、ホセ・ルイス・ゴメス
(duration)
序曲 7′
第1幕 18′
cont 3′
第2幕第1場 20′
cont 1′
第2幕第2場 33′
Int 25′
第3幕第1場 30′
第3幕第2場 18′
sb 3′
第4幕第1場 21′
cont 1′
第4幕第2場 15′
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三日前に続き2度目の観劇。
2回目になるとだいぶ見通しも良い。印象的だったのは、
第2幕2場の三拍子の聖母のメロディー、
第3幕2場のラタプラン、この演出では一番奥の2段ベッドの上の方の男女のもつれ合いがかなり濃厚すぎて、このオペラのストーリーにはまるで似合わなかった、
最後の、決闘の二重唱、レオノーラのアリア、そしてエンディングに至る三重唱、ハープが美しく付き添う、
といったあたり。
特にハープが美しく奏でられる最終局面のシーケンスはこのオペラのそれまでの内容を帳消し以上の高みまで持っていってくれたといえよう。
歌唱は特に秀でたものはおらずバランスは整っていた。めいっぱいなのか、いっぱいいっぱいなのか、今一つ分からない歌でしたが、全身全霊で歌い尽くす感じがありました。良かったと思います。このやにっこいオペラのしずくのようなものにふれた気がしました。
不思議なオペラ、
おわり