goo blog サービス終了のお知らせ 

くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子」

2019-01-03 06:27:20 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 年末年始に読むような本じゃない気もしますが、内藤了「猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子」(角川ホラー文庫)シリーズを二冊読みました。 
 「ON」。波瑠さん主演ドラマ放映されていましたね。夫が録画していたので、ちらちら目にしていました。内容はよく覚えていないのですが、波瑠さんが唐辛子の缶を持っていたのは印象に残っています。
 読んでみたらかなり胸くそ悪い描写で、借りたのを後悔したのですが……。
 
 新人刑事として八王子西署に配属された藤堂比奈子は、宅配便配送車が乗り捨てられているという話を交通課の仁美から聞きます。
 やがて、運転手が自宅で奇妙な死をとげていることが発覚。凄惨な状況でありながら、自死としか考えられないのは、現場を自撮りした映像があったから。
 東大の検殺医石上(通称「死神女史」)、八王子西署の厚田、東海林、鑑識官三木らとともに事件を追うなか、心療内科の先生だという中島(通称「野比先生」)と親しくなります。
 度重なる奇妙な自死事件。それは、かつて自分が起こした殺人をなぞるようなものだった。
 そんななかで、仁美の死体が見つかり……。

 内容が猟奇的なので、本来ならわたしの守備範囲ではないのですが。
 脳へのなんらかのアプローチで死を引き起こすというモチーフ、とても気になって。
 さらに、一冊読み終わったら、結局比奈子と中島がどうなるのかを知りたくて、「CUT」を読みました。
 
 解体工事の現場から見つかった変死体。五人の女性は華やかなドレスを着せられ体の一部を持ち去られていました。
 今川焼「太鼓焼き」の店に集まる子どもたち、比奈子にストーカーへの不安を相談した佐和、近くで繰り返される行方不明の女たち。
 今川焼、各地で違う呼び方だという話題もありました。長野では「どりこの焼き」、新潟では「きんつば」、青森は「がめこもぢ」、東北では「あじまん」と紹介されています。
 「あじまん」って、店の名前だと思っていたのですが。(わたしは「お焼き」とか「大判焼き」といいます)
 ただ、後半でツヤが天童出身だという描写があるので、山形ではそういうのかも。
 この二冊でちょっと気になったのは、山形の扱いなんですけど……。
 「ON」では、山形出身の犯人が叔母を殺害した動機が、「豚肉味噌味の芋煮を食べさせようとしたから」!
 
 図書館から二冊しか借りてきませんでしたが、もうちょっと読んでみようかと。
 ただ、波瑠さんつながりで鈴木京香さんとのドラマの原作も読みたいんですよね。今図書館休みなんで、借りに行けませんが。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。