くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「コバルト文庫40年カタログ」

2018-09-04 05:15:03 | 書評・ブックガイド
 わー! 懐かしーっ! わたし、中高生の頃、コバルトに夢中でした。
 修学旅行では札幌自主研修で「なんて素敵にジャパネスク」を購入して、帰りの飛行機で読み耽り、「丘の上のミッキー」について友人と語り合い、「吸血鬼シリーズ」だの「星子&宙太」だの、購入担当を決めて回し読みしたものです。(わたしの担当は、新井素子と氷室冴子と藤本ひとみでした)
 その影響か、本校に「星へ行く船」がありますが、倉庫にはしまえません。カバーないので色上質紙で作りました。

 冒頭から(というよりカバーから)懐かしい表紙がいっぱいです。
 でも、さすがにわたしのブームは80年代なので、知らないものもたくさんあります。「マリアさまがみてる」とか「炎の蜃気楼」はタイトルしか知りません。
 しかし、「まりみて」の実写版ヒロインは波瑠さんなんですね! さらに、「月の夜星の朝」の瞭太郎役は坂上忍だそうな。
 ブックリストもついています。わたしにとって印象的な作品は、まず「ひとり生きる麻子」。思い出の表紙グラビアにも載っていませんが(笑)、大好きな三浦哲郎さんが少女向けに書いたというので、当時古本屋を探して買いました。
 それから、大和真也「回らない風車」。表紙とタイトルを見て鮮烈に思い出しました。友人がファンだった。このころはSFが仲間内で流行していましたね。
 藤本ひとみ「ロマンスパン伝説」。「マリナ」も好きなんですが、こっちの方が等身大な感じ。藤本さんは、わたしが買っていたコバルト本誌でノベル大賞受賞されたんですよね。その前からまんが原作で名前を知っていました。
 ノベル大賞受賞のリストもあり。唯川恵と倉本由布の回とか図子慧の回を覚えています。
 新井素子「ブラックキャット」。これも本誌で読みました。「女の顔はカンバスよっ!」ってキャットが張り切っていましたね。

 熱心な読者だったわたしも、学生の頃には少女小説を卒業しました。
 とはいえ、今はオレンジ文庫を読んでますけどね。そこで活躍されている作家さんの旧作を読んでみたくなりました。
 ついでに言うなら、烏兎沼佳代さんの前作「りぼんの付録全部カタログ」も読みたい!
 あ、今さらですが、ここに書いた本は全部集英社刊です。

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