県図書館で借りました。柳本晶一「力を引き出す どん底から個人と組織を甦らせる」(PHP)。以前読んだ「人生、負け勝ち」(幻冬舎)がおもしろかったので、こちらも読んでみたくて。
「負け、勝ち」の思想はこちらにも書かれていました。だいたい同じ時期に出版されたようですね。
アテネオリンピック五位入賞チームを育て上げた監督としての、思考の在り方を語っています。
当時の全日本メンバーは、吉原さんや竹下さんらベテラン勢、若手のメグ・カナ、それから木村沙織さんはまだ高校生!
さらに東洋紡から移籍していった佐々木みきといった選手を招集。仲良し集団ではない「個」としての力を出そうと努力します。
わたしが印象的だったのは、Vサインを作ったときに自分でこれ以上は開けないと思っても、他の人に手を掛けてもらえば更に開くことはできる。この力を与えるのが、監督だという考えです。
わたしは新日鐵ファンだったので、柳本さんがプレイングマネジャーをされていたことや、その後日新製鋼を率いたことも覚えています。
日新には岩田さんとか南部さん、松田さんがいましたね。多田さんが教員辞めて入ったな、という記憶があるのですが、活動期間はわずか五年だったのですね……。
チームを応援してほしいと、会社でチラシを渡したりしたこともあるそうです。
最短でVリーグ昇格したものの、それでは困る人がいたらしく廃部が決まります。(何故だ!)
東洋紡に移ったところ、男子と女子チームの違いが分からず、過半数の選手が辞めてしまう。
父親が保証人になったために進学を諦めようとした少年時代。大商大附に特待生として入学したのに、すぐに故障。
全国制覇を目指したものの崇徳に阻まれます。更に、せっかく猫田さんに勧誘されたのに、専売広島を蹴って帝人三原へ。
実業団は昼から練習するチームが多かったのに、帝人は社業優先。飲み会などの誘惑も多く、流されそうになるところ、新日鐵への移籍を提案されます。
選手の皆さんの名前も、懐かしい。小牧さんとか辻合さんとか!
この本自体が既に相当懐かしいんですけどね。もう十四年も前の本です。その後、全日本監督は眞鍋さんになり、今は中田久美。文中に登場する佐々木みきさんは、現在室蘭大谷バレー部監督ですよー。
柳本さんのフォーメーション改革構想はとても立体的で、本来のポジション以外のところも練習させる。例えば吉原さんなら、セッター対角とセンター。本来セッター対角で使いたい髙橋さんの闘争心に火をつけさせる目的もありました。また、故障した人の代わりにすかさず投入することができる。
メリットは大きいですが、割と難しいよー。センターはセッターとのコンビネーションが命ですから。かなり練習積まないと。
そして、スリーセッターとか、六人全員トス上げてアタックとか、日本チームにはリベロいなくともいいかもとか、いろいろ考えがあったようです。実現されているのかしら? リベロは存続してますけどね。
十四年前にはまだポジションやルールが変更されていないため、非常に読みやすかった。まだ、新しい名称に慣れないわたしなのです……。
「負け、勝ち」の思想はこちらにも書かれていました。だいたい同じ時期に出版されたようですね。
アテネオリンピック五位入賞チームを育て上げた監督としての、思考の在り方を語っています。
当時の全日本メンバーは、吉原さんや竹下さんらベテラン勢、若手のメグ・カナ、それから木村沙織さんはまだ高校生!
さらに東洋紡から移籍していった佐々木みきといった選手を招集。仲良し集団ではない「個」としての力を出そうと努力します。
わたしが印象的だったのは、Vサインを作ったときに自分でこれ以上は開けないと思っても、他の人に手を掛けてもらえば更に開くことはできる。この力を与えるのが、監督だという考えです。
わたしは新日鐵ファンだったので、柳本さんがプレイングマネジャーをされていたことや、その後日新製鋼を率いたことも覚えています。
日新には岩田さんとか南部さん、松田さんがいましたね。多田さんが教員辞めて入ったな、という記憶があるのですが、活動期間はわずか五年だったのですね……。
チームを応援してほしいと、会社でチラシを渡したりしたこともあるそうです。
最短でVリーグ昇格したものの、それでは困る人がいたらしく廃部が決まります。(何故だ!)
東洋紡に移ったところ、男子と女子チームの違いが分からず、過半数の選手が辞めてしまう。
父親が保証人になったために進学を諦めようとした少年時代。大商大附に特待生として入学したのに、すぐに故障。
全国制覇を目指したものの崇徳に阻まれます。更に、せっかく猫田さんに勧誘されたのに、専売広島を蹴って帝人三原へ。
実業団は昼から練習するチームが多かったのに、帝人は社業優先。飲み会などの誘惑も多く、流されそうになるところ、新日鐵への移籍を提案されます。
選手の皆さんの名前も、懐かしい。小牧さんとか辻合さんとか!
この本自体が既に相当懐かしいんですけどね。もう十四年も前の本です。その後、全日本監督は眞鍋さんになり、今は中田久美。文中に登場する佐々木みきさんは、現在室蘭大谷バレー部監督ですよー。
柳本さんのフォーメーション改革構想はとても立体的で、本来のポジション以外のところも練習させる。例えば吉原さんなら、セッター対角とセンター。本来セッター対角で使いたい髙橋さんの闘争心に火をつけさせる目的もありました。また、故障した人の代わりにすかさず投入することができる。
メリットは大きいですが、割と難しいよー。センターはセッターとのコンビネーションが命ですから。かなり練習積まないと。
そして、スリーセッターとか、六人全員トス上げてアタックとか、日本チームにはリベロいなくともいいかもとか、いろいろ考えがあったようです。実現されているのかしら? リベロは存続してますけどね。
十四年前にはまだポジションやルールが変更されていないため、非常に読みやすかった。まだ、新しい名称に慣れないわたしなのです……。
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