くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「ブラジルバレーを最強にした「人」と「システム」米虫紀子」

2023-05-04 18:47:06 | 芸術・芸能・スポーツ
初期段階では「バレーを楽しいと感じ、好きになること」が大事。
恐怖心が先に立つと、のびのびとプレーできなくなる。気長に、遊びの一環として、楽しく。しかるのではなくて、励ましながら伸ばしていく。
ポジションは決めず、グローバルに育成。15.6歳くらいからでよい。

優勝するチームに必要なことの一つは、しっかりと練習を積み、チームを完成させること。そしてもう一つは、選手同士がお互いを信頼すること。その信頼関係のもと、チームが一丸となってすすまなくてはいけない。

ブラジルバレーは日本から学んだことが始まり。代表監督ベルナルド・レゼンド氏(ブルーノの父)
「猫田さんはバレーを変えた革命児だと思います。あの、スピードがあり、相手に手の内を見せないトスは、画期的でした」

リベロはチームの心だ

偉大なチャンピオンというのは、困難を挑戦に変えられる。

日本男子には波があった。清水邦広、越川優、福澤達哉らは有望だと思う。
自分たちのプレーに自信を持てば、よりよい選手に育つのでは。
日本はいつまでも70年代の栄光にしがみついているんじゃないか。どうして新しいことを取り入れないんだろう?
融通がきかず、選手の芽を摘んでしまっているのでは。15~16歳、17~19歳が一番大事。この時期に何を得たかによって、彼らのその先が決まる。

マルキーニョ
ハングリー精神を! 精神を鍛えられていないと、上のレベルに上がっていくのは難しい。

日本は器用さやディフェンス面では優れている。それにパワーを加えるという大事なことを忘れている。
「君が今日することは、明日結果として表れる。今日いいことをすれば、明日はいい実を収穫できる。でも何もしなければ、何の結果も得られない」(父)

選手は、ソリストではなく、オーケストラの一員。一人でも「僕は特別だ」と思ってしまったら、もうダメなのです。レゼンデ

バレー選手がブラジルでよく言われることは、「一日一頭のライオンを倒せ」ジバ

バレーボールだけでなく、「人を育てる」ことを考えさせられる本。
マルキーニョスさんは、その後日本で監督をされており、今は東京グレートベアーズのコーチです。

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