くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「おおあたり」畠中恵

2016-09-30 20:05:54 | 時代小説
 なんと、栄吉さんお気の毒に……。
 前巻からこのような展開になるとは、誰が想像したでしょう。押しの強い人がいいの? 自分を求めてくれないということなのかしら。
 でも、「辛あられ」おいしそうです! 唐辛子味とわさび味、辛子味噌味、胡椒味があるとか。あられが食べたくなりますねぇ。
 場久が語る怪談話も聞いてみたいけど、夢の中で追いかけられるのは嫌ですよ。
 あとは富くじの話「はてはて」、佐吉と仁助が兄やとしてやってきた頃の話「あいしょう」、それから若旦那がおもてなしをしようと頑張る「暁を覚えず」が入っています。
 兄の松之助さんの様子も分かって、時節は移り変わっていくのだなあと思いました。
 今回の表紙カバーの柴田ゆうさんのイラストも、本当にかわいいです〓