くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「わが母が教え給いし歌」由紀さおり・安田祥子

2010-08-20 05:25:13 | 歴史・地理・伝記
この本なのかな?
でも、わたしの記憶ではペアで歌いたいのに、なかなか声の合う人がいないと悩む由紀さんに、お母さんが「すぐ側にぴったりの人がいるじゃない」と、ジュリアード音楽院で声楽を学んだ姉(安田祥子さん)を推薦してくれた場面があったような。でもって、安田さんのパートでも義母の澤田美喜さんについてもう少し説明があったような。
でもこのグラビアを見たことがある気がするし、amazonで検索するとこれ以上にあてはまる本はないようにも思うので、おそらくこれなのでしょう。由紀さおり・安田祥子「わが母が教え給いし歌」(東京書籍)。図書館では伝記の棚にありました。二人の歌を支え続けた母のふささんの姿を描いたものです。
お母さんは安田音楽事務所の社長として、二人のプロデュースを一手に引き受けてきました。歌謡曲の由紀さんと声楽の安田さんをつなぐ童謡。お二人は小さいころからかわいらしくて、雑誌のモデルとしても活躍されていたようです。
病気で亡くなったお母さんへ、仕事で関わりのあった方々からの思い出や、これからどう仕事を果たしていくかといったことなども書かれています。お母さんが好きだった凌霄花とジャーマンアイリス。二人の結婚生活について、等々。
ほかの芸能人のように付き人をつけないため、控室でドレスをかたづけたり化粧を落としたり、移動はすべてタクシーだったたりというお話を読んで、お母さんの教育方針はそういうところにも出ているのだと感じました。
わたしは由紀さんが好きで、「手紙」を覚えようと初期のCDを買いましたし、「お江戸でござる」も楽しみにしていました。安田姉妹のCDも持っています。まあ、そうでなければ、こういう本が印象に残っていて十年後に読み返したりしないか(笑)。
もともと女声曲が好きなんですが、当時は外国の歌も日本語で聞きたいという思いが強かったのですね。またCD引っ張り出して聴こうと思います。