くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「ビバいなかもん!」長浜敬子

2009-12-01 05:48:08 | 歴史・地理・伝記
連休中、ふと物置にしている場所の本を整理しました。つい買い込むため、やたらとある。一応見える位置には自分にとって大事な本とかまだ読んでいないものを置いてはいるのですが。
今回の目的は、図書室に寄贈する本と、古本屋に売るものを分けるため。
結構売るには愛着があるというものもあるため、なんだかんだで突っ込みっぱなしになるのですよ。
そういう本の中から、中学生が読みそうなものをピックアップする訳です。
この前、本棚にある分から先行して持って行ったら、
「結構ラノベ読むんですねー」と言われました……。(有川作品とか「レディ・ガンナー」とかですね)
とりあえず半日作業して、紙袋三つを寄贈することにして、二つ古本屋に持っていきます。
で、当然しまっていた本がいろいろあるわけです。「OL進化論」とか「嘆きのサイレン」(鈴木理華さんがマンガ化した方)とか近藤ようこ「宝の嫁」とか、もー、試験問題づくりをそっちのけにして読んでしまうのはまずいと思いつつ、結局読んでいました。
この本もそうやって発見。長浜敬子「ビバいなかもん!」(講談社)。
各都道府県の特長をコンパクトにあげたものが四ページずつ紹介されています。宮城ならこんな感じ。
「水時計がなくなった今でも『待ち合わせは水時計』である」
「ベニーランドの歌を歌える」
「コツコツくんとナナちゃんはどこのキャラクターか知っている」
「実家にごく普通のこけしがある」
わかるわかるー。ついでに岩手の紹介もかなりわかるー。
「『岩手川』のCMはソングフルコーラス歌える」。歌えます! でも「は」の位置はそこでいいの? 「CMソングはフルコーラス」では。
数年前に読んだときもおもしろいと思ったけど、実際にその県に行った体験が増えるとさらに発見があります。今年正月、栃木に行ったので、「レモン牛乳が好きだ」に笑いました。
わたし、こういうコンセプトの本が好きなのですね。OL委員会の「日本一の田舎はどこだ」も持ってるし。
いわば「秘密の県民SHOW」ですね。見てないけど。ムックは買いました。でもわたしはあっさり書いてある方が好きなのでいまひとつ楽しめず、古本屋に送りましたが。

日本は狭いようで広い。いろいろな文化がある、ということがよくわかります。同じ県のことを書いていてもあてはまらないものもあるし、そんなこともあるのかーと驚くようなものもあります。
今回のいちばんの驚きはこれ。「給食にポンジュースが出ていた」(愛媛)。