くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「そろそろ大人のおいしい暮らし」川津幸子

2009-12-06 05:43:39 | 工業・家庭
川津さんの本はほとんど持っています。でも、しばらく本屋にいかないうちに新刊が出ていたのですね。図書館で気づきました。「そろそろ大人のおいしい暮らし」(マガジンハウス)。
川津さんの本は、「エッセイ」だと思うのです。食べること、を楽しむ生活や、その食材についてのエピソードが紹介されていて、料理ももちろんですが、その文章がおもしろい。函館の寿司屋で食べた梅干し入りの茶碗蒸し。近所の居酒屋の味を追求した黒糖アイス。
作ってみたいのは、大根おろしと重曹を加えて煮る渋皮煮。ガトーショコラクラシックがまたおいしそう。それから、コーンドビーフですかねー。
鴨ロースと「開口笑」も食べたい!
こうやって見ていくと、あとからあとからおいしそうなメニューが現れてくるのです。実際に作るとなると、なかなかできないこともありますが。
いつもスピーディーな料理を心掛ける川津さんが、「大人の」というように、ちょっと手の込んだ、じっくり作業したいお料理が紹介されています。あー、杏仁豆腐もまたうまそうなんですよ。香港で杏仁を入手したそうです。
この本のタイトルは、旦那さんがつけてくださったそうです。制作中におなくなりになったとのこと……。ちょっと寂しさの残る本でもありました。