草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本は今亡国の危機に瀕している

2023年08月01日 | 安全保障
 また8月がめぐってきた。例年のように反戦平和のキャンペーンが日本中を覆うことになるだろうが、現実はそんな甘いものではない。安倍元首相が述べたように「台湾有事は日本有事」なのである。
 日本の政治家の多くは、中国が台湾を侵略しても、日本とは無関係と思っている人が多いようだ。戦争にならないためには、中国に台湾が併合されるのが望ましいと考えている節すらある。
 中国の工作で台湾で親中派の政権が仮に誕生しても、必ず台湾で抵抗運動が起きる。香港で起きた悲劇が台湾でも繰り返される。対岸の火事として傍観視すれば、次は日本なのである。
 中国が台湾に手出しをさせないためにも、日本は防衛力を強化して、台湾の後ろ盾とならなければならない。しかし、今の岸田首相では無理である。
 何度でも言うが、安倍元首相が主張していた、米国との核の共有を実現することで、東アジアを安定するのであり、それを抜きにした小手先では、本当の意味での抑止力にはならないのである。
 もし米国がそれを望まないのであれば、我が国は新たな選択肢を決断しなくてはならない。それほど事態はひっ迫しているのだ。
 もっとも危惧されるのは、中国が台湾に侵攻した際に、日本との事前協議の難航を理由にして、米国の対応が遅れることである。バイデンはトランプとは違って中国に宥和的な面がある。日本の優柔不断を口実にすれば、米議会の批判をかわすことができるからだ。
 そうでなくても現在の日本は、あらゆる分野で中国の影響力が強まっている。戦わずして敗れてしまった感がある。このままでは私たちは亡国の徒となるだろう。それで子や孫に顔向けができるのだろうか。

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