草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安全保障のためにTPPが犠牲になったとぶちあげたTBSを嗤う!

2014年04月26日 | マスコミ評

 TBSの夕方のニュースを見てビックリした。何を伝えたいかまったく分からなかった。そこで報道していたのは、TPPで日米の合意が出来たという内容だ。しかし、その言葉使いが問題だ。「TPP日米交渉事実上合意」の見出しであり、決着したとは言ってはいない。わざわざ「懸案項目全てで着地点」とも断っている。日米合意を前提にして取材していたために、あえて混乱させるような表現になったのだろう。TBSの意図は明確である。TPPは日本の安全保障のために犠牲になった。そうしたストーリーを思い描いていたのだ。誰が喜ぶかは明らかである。特定アジアの国である。現実はその通りには進まなかった。嗤ってしまうのは豚肉である。日本の農家が致命的な打撃を受けると報道しながら、関税がどうなったかについては「双方が提示する条件の中間点でまとまった模様です」としか述べていない。さらに、そのニュースでは「コメ、麦、乳製品については、特例の措置などをとって関税を維持するほか、牛肉は大幅な関税の引き下げで一致しました」と伝えている。誰もが予測できる範囲ではないか。安全保障でアメリカに助けてもらうために、その条件としてのむのであれば、関税ゼロといった事態もありえたはずだ。TPPがもめたからこそ、共同声明も遅れたのではなかったか。安倍首相が頑張ったと認めたくはないのだ。アメリカに押し切られたとの印象を国民に持たせたいがための、一種の策略なのである。安倍首相には是々非々で臨むべきであるのに、決めつけてかかるから意味不明のニュースになるのである。

 

   ↑

応援のクリックをお願いします

 

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ

    ↑

応援のクリックをお願いします


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 予想通り「従軍慰安婦問題」... | トップ | 毎日新聞が香港の「天安門記... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マスコミ評」カテゴリの最新記事