有田芳生氏と旧統一教会との接点がネットで話題になっているが、池袋で酒を一緒に飲んだというのも、取材であったのだろう。しかし、気になってしまうのは、旧統一教会と朝鮮総連との関係である。いうまでもなく、北朝鮮の日本における拠点が朝鮮総連である。旧統一教会と朝鮮総連はかなり密接であるといわれており、北朝鮮に近い有田氏であればなおさら、疑いの目で見られても、やむを得ないのではないだろうか。
旧統一教会が政界に影響力があったというのは知っていたが、予想以上に立憲民主党に接触していたのには、驚きを禁じ得なかった。その背景には、文鮮明と金日成が握手するといった、北朝鮮との歴史的な和解があったからだろう。そうでなければ、何としても理解できないからだ。
目下の焦点は、旧統一教会の本部のある韓国ばかりではなく、北朝鮮への送金が明るみになるかどうかだ。そこまで岸田首相は、やる勇気があるのだろうか。あくまでも、調査だからというので、お茶を濁すのだろうか。それにしても、振り上げた拳をどうするのだろう。
テロリストに安倍元首相が殺害されて以降、アベガ―が必死になって旧統一教会を攻撃したが、それは安倍さんの死を貶めるためであった。だからこそ、国葬儀も徹底的に批判したのである。旧統一教会自体が問題になることで、急浮上してきたのが北朝鮮疑惑である。そうなれば、安倍さんが旧統一教会とズブズブでなかったことが証明され、逆に日本の左翼陣営の闇が暴かれることになるだろう。いよいよこれからが第二ステージであり、どこまで大ブーメランになるかなのである。