草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原発のトラブルで福島県は破局を迎えているのではないか?

2011年04月19日 | 災害

 この国には今、嫌な空気がたちこめている。本当のことを口にすれば、福島県が破局を迎えていることを認めてしまう。それが恐いから、ついつい言葉を選んでしまってはいないか。このままでは浜通りだけでなく、福島市や郡山市のある中通りまでも、住むことが難しくなるのではないか。福島第一原発からの放射能漏れが続いていることで、事態は日に日に深刻になっている。誰もそのことを言わず、今日の生活が明日も続くかのように振舞っている。福島県東部といわれるそれらの地域に住む人の数は、約180万人にも達する。その人たちが、学校に通い、職場に出かけ、いつもの通りの生活をしているのだ。それによって、健康被害が出てくる可能性があるのに、そうした現実を直視することなく、政府や東電の発表を信じているのである。ここまできたならば、危機であるのか、それとも破局であるのか、白黒をつけるべきだろう。危機であれば、人間の英知で局面を打開することもできる。しかし、破局であれば、その場から逃げ出すしかないのである。民主党政権はその点をはっきりさせるべきだ。福島県民を大移動させて、一人でも多くの命を救うのが、政治の責任なわけだから。

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2 コメント

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意図的な原発故障 (行く稲)
2011-04-19 09:24:30
反自衛隊、反原発の社会党・サヨク筋のイデオロギーにのっとって、意図的に原発を故障させ、福島県民に甚大なる被害を与えたならば、それ相応の償いをしてもらう。
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TB (yuukinohana)
2011-04-20 05:37:24
TBさせて頂きました。
私は前のブログでも退避すべきと書きましたが、風評だの何だのでスルーされたみたいです。残念です。
返信する

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