政治指導者は孤独であり、国家に命を捧げる覚悟がなければならない。大平正芳も小渕恵三も、激務のなかで身をすり減らして任期中に倒れた。安倍首相をそんな目にあわせたくはない。しかし、総理の座を離れない限り、その環境から離れることはできない。とくに色々と問題はあっても、一歩一歩戦後レジームから脱却しようと、悪戦苦闘してきたことは高く評価されなくてはならない▼一日も早く元気を取り戻してもらいたいが、人間には限界があるわけだから、安倍首相自身が後継者を指名して、影響力を残すべきではないかと思う。後継者となるための前提条件は、日本の国益を守る政治をするということだ。中共派でもなく、アメリカ派でもなく、日本派の政治家であることが望ましい。アメリカとの同盟関係は維持されなければならないし、日本ができることは、率先して行動に移さなくてはならない。それと同時に、同盟国としての絆を強化するためには、アメリカに物が言えるようでなくてはならない▼今の内閣の顔ぶれでは、高市早苗総務大臣がふさわしいと思う。日本初の女性の総理大臣が誕生すれは、世界の日本を見る目も変わってくるはずだ。できれば安倍首相に頑張って欲しいが、支持者の一人として無理はさせられないからだ。
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