情報の非対称性ということがよくいわれる。知っているかどうかで、損をするか得をするかが決まってしまうのである。マスコミは誰を相手にしているかというと、いうまでもなく情報弱者である。疑問を感じることなく信じ込む。その人たちに向かって記事やニュースを伝えているのである。一見公平を装いながらも、プロパガンダを駆使しているのだ▼それを見抜いたのがネチズンであった。ユーキャンの新語流行語大賞のトップテンに「フェイクニュース」が選ばれた。マスコミが自分たちを正当化しようとしていて、ネットイコールフェイクと解説するのにはまいった。トランプがアメリカで使った言葉であり、CNNなどのマスコミを攻撃するのに用いたのである▼朝日新聞などを批判するのに、ネットが「フェイクニュース」と批判するのであって、その逆はない。組織的にでもやれば別だが、個人がニュースを発信することは難しい▼大新聞や地上波のテレビの報道を冷やすのがネットなのであり、「フェイクニュース」に水を差すことで、一斉にツイートをされるのである。ネットは間違えばすぐに指摘される。朝日新聞のように頬かむりはできない。マスコミがいくら自己弁護しようとも、情報を片っぱしから集めるネチズンの方がより柔軟で奥が深く、言論を支配することなど土台無理なのである。
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