石破は権力維持のために現金を国民にバラまけばいいと思っているようだ。日本丸の舵取りを担っているにもかかわらず、トランプとの交渉からは逃げ、担当大臣レベルで事態を収拾しようとするのも、あまりにも姑息である。
そんな小手先のことでトランプも納得しないし、国民だって石破を支持するわけはないのである。もはやここまでくれば、減税しかない。消費税を下げることによって、国民の所得を増やし、内需を拡大すべきである。積極的な財政出動も待ったなしである。
トランプの再登場が意味するのは、グローバリズムの見直しであり、それぞれの国家が、立て直しを迫られているのだ。自民党の保守派は石破に引導を渡すべきである。このままズルズルいけば、自民党は消滅する。
さらに、トランプは中国に近い石破に不信感を抱いているのではないか。アメリカと中国は今回のトランプ関税で、経済戦争に突入した。国家社会主義の力を背景にして市場経済に挑んできた中国を、徹底的に排除することで、産業基盤のしっかりしたアメリカを取り戻そうとしているのだ。それを実現するためにはかなりの時間を要するだろうが、必死になってアメリカが中国を叩き潰そうとしている意図を見抜くべきだろう。
この混乱に乗じて我が国は防衛力を整備し、国家として自立しなければならない。いかなる大国に対しても、ノンと言える国家にならなければならないのである。