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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

法治を無視した統一教会解散判決は信仰の自由に反する

2025年03月27日 | 旧統一教会
 岸田文雄はあまりにも愚かである。自民党内の権力闘争に統一教会叩きを利用した。その結果どうなるか。日本の宗教界は破局的な状況になるだろう。岸田は自らその種を蒔いた意識がないらしい。無責任極まる政治家である。
 今回の件で一宗教団体を解散に追い込めることを知ったわけだから、被害者面する者たちをスターにして、マスコミがそれを擁護し、法を無視した判決が次々とまかり通ることになる。多くの宗教団体が打撃を受けるだろう。このことを仲正昌樹氏が指摘しているが、そうした冷静な議論ができないのが、今の日本なのである。
 文科省による捏造証拠なども明らかになっているにもかかわらず、それを不問にして、トンデモない判決を下したのである。これによって統一教会の財産は、不満を言い立てた者たちへの賠償にあてられ、それに関与した弁護士は金が儲かる仕組みをつくってしまったのだ。これからエホバの証人や幸福の科学もターゲットになるとみられるが、創価学会ですらも無傷ではいられないだろう。それほどまでに深刻なのである。
 仲正氏は「統一協会の信者を11年半もやっていた私にとって、心からついていける相手というのは、ノヴァーリスの『青い花』のように、生きている限り到達できない存在かもしれない」(『統一教会と私』)と書いているが、そうであっても、私たちが「青い花」を追い求めることが否定されるべきではなく、そこにおいて日常性が否定されることについては、それなりに許容すべきだろう。少数の者たちを「カルト」とレッテルを貼り、それで歓喜している大衆こそが、恐るべき「カルト」集団なのである。
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