草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

テロリストの武器は人道主義に訴えることだ

2023年11月01日 | 安全保障
 ガザでの戦闘の模様を報道する日本のマスコミは、イスラエルを襲撃したハマスのテロを忘れているようだ。今回の事態はかつて三島由紀夫が予言していた通りになっている。
 三島は当時の佐藤内閣の保利茂官房長官に出した建白書において、これからの戦争は限定的なものとなり「全体主義勢力は手段を選ばない戦いをするようになる」と述べていた。
 ハマスは病院や学校の地下にミサイル発射基地をつくり、そこからイスラエルを攻撃し続けている。さらに、パレスチナの女性や子供を楯に使っている。弱い者が犠牲になればなるほど、自分たちは被害者ぶることができるからだ。
 これによって人道に訴えイスラエルを孤立させようとしているのだ。死者の数にしても、あくまでもハマスの保険局の発表をそのまま流している。
 しかし、これはイスラエルにとどまらず、自由民主主義国家そのものへの挑戦なのである。今日あたりは拳銃をもった一人のために、日本中が振り回されたが、もし武装した工作員が日本に潜入し、パルチザン的な破壊工作を行ったならば、今のままではお手上げなのである。
 他人事と思ってはいられないのである。日本人は結束して、国家として身構えなければならないが、保守派同士で罵り合っている。これでは侵略に対処することなどできない。
 かの国の手が入っているように思えてならない。これから想像を絶することが起きるはずだ。いざというときに国論は一つにまとまらなければならない。危機は目前に迫っているわけだから。
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