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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

保守派のネット言論を支えているのは名も無き常識人だ!

2021年04月01日 | ネットの世界
保守派のネット言論も千差万別になってきた。最初は2チャンネルやブログなどで金儲けと無関係であった。ユーチューブが普及するようになり、それを職業にするプロが出てきた。本を書くよりも商売になるというので。猫も杓子もユーチューバーに変身した。情報は限りなくただに近くなるといわれていたのに、有料化して囲い込むのが普通になった▼耳目を集めるためには、センセーショナルなことを話題にせざるを得ず、アメリカの大統領選挙をめぐっては、保守派同士で泥仕合が行われた。ジャーナリストには多くの誘惑があることは否定できない。生活が安定していないこともあり、金銭的な援助をしてくれるパトロンが現れれば、ペンを曲げることだってあるだろう。そして何よりも、自分の意見が重んじられ、評価されて、言論人としての地位を獲得するのに汲々とするのが定番である▼高橋洋一氏や有本香氏のような立派な言論人もいるにはいるが、保守派のネット言論の圧倒的多数は、名も無い者たちなのである。自分だけが情報に接しているかのような物言いをするわけではなく、コモンセンスのある常識人である。現実を無視し、極端なイデオロギーの信者とは無縁な冷静さを保っており、極端な主張に与しない。かろうじて日本が安定を保っていられるのは、そうした人たちがネットに書き込んでいるからであり、いうまでもなく無報酬で、国の行く末を案じているのである。
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