草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

特定アジアの代弁者になり下がった日本のサヨクを嗤う!

2014年02月14日 | 思想家

 今の日本に本当の左翼はいない。いるのは特定アジアの手先になったサヨクだけである。私が惚れ込んだ花田清輝のような大物は、どこを見渡してもいない。花田のすごさは類まれな文章力にある。黒を白と言い含めるような詭弁を弄したのではない。言葉の可能性を追い求めたのだった。分かり切った公式を振り回すことなく、多面的な見方を提示した。花田は「楕円」を理想としたのだ。鶴見俊輔も花田について「戦争中に彼が、元マルクス主義者をふくめての国粋主義者の真円主義者を相手として抵抗することを余儀なくされたように、戦後の彼は、左翼陣営内の真円主義者と論争せざるを得なくなった」(「花田清輝論」)と書いている。そして、花田の有名な文章を引き合いに出す。「誠実とは、円にだけあって、楕円にはないもののような気がしているのだ。いま、私は、立往生している。思うに、完全な楕円を描く絶好の機会であり、こういう得がたい機会をめぐんでくれた転形期にたいして、心から、私は感謝すべきだろう」(『復興期の精神』収録の「楕円幻想」)。真円であれば中心からの距離はどこも一定だ。つまり一つの真理に導かれる。これに対して楕円は二つの中心がある。分裂した人間の心に、どこまでも忠実であろうとするのだ。保守とか進歩とかを超える理念を問題にしたのである。花田のような左翼は、日本の前近代的なものにも目を向けた。そこで保守派との論争が成立した。しかし、現在のサヨクはそうした思想を持ち合わせていない。コミンテルンに指導されていた時代と同じで、特定アジアの走狗と化している。若者が保守化するのは当然の成り行きなのである。ネット言論が保守に傾いているのも、そうした事情とは無縁ではないだろう。

 

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アメリカは戦後体制に見切りを付け日本との同盟関係を強化すべきだ!

2014年02月14日 | 国際問題

 アメリカはどうして気付かないのだろう。もはや戦後体制は崩壊しつつあり、新たな秩序が求められていることを。中共はそれを知っているからこそ、太平洋をアメリカと二分割しようとしているのだ。韓国がアメリカより中共にシフトしているのも、結局はその流れを感づいているからだ。だからこそ、日韓の間ももめているのだ。いわゆる「従軍慰安婦」や靖国神社参拝をめぐる問題は、あくまでも日本を批判するための口実でしかない。キャンベラ前国務次官補は、相も変わらず日韓改善のために「法律ではなく人道的見地」の大切さを説いている。一度終ったものを蒸し返して、日本に補償をしろうというのだ。韓国の面倒を見たくないから日本に押し付けたいのだろう。混乱に拍車をかけているのはアメリカであり、日本の立場を擁護すれば、すぐに雲散霧消するのである。アメリカの気持ちが理解できないわけではない。戦後体制を構築するために、日本を悪者にしてきたのはアメリカであったからだ。しかし、そこにとどまっていたのでは、東アジアの安定はあり得ない。独裁国家である中共と、そこの影響下にある韓国、北朝鮮を牽制する意味でも、日米同盟を強化する以外に手はないのだ。日本と中共や韓国との間を取り持とうとするのは、見当違いもはなはだしい。多くの日本人が苛立ちを覚えている。保守のなかにも、反米ナショナリズムの声が高まってきている。オバマ政権は一体何度過ちを繰り返すのだろう。まだ今の段階では、日本はアメリカにかすかな期待を抱いている。オバマ政権は戦後体制に見切りを付け、同盟国重視に舵を切るべきなのである。 

 

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