北朝鮮も韓国もお互い頭に血が上るところは一緒で、このままでは軍事衝突を引き起こしかない情勢である。どうせプロレスと同じで、大きな口をたたいているだけと思っていたら、どんどんエスカレートしている。気になるのは今日、共同通信が伝えたニュースである。韓国国防省が朴槿恵大統領に行った説明のなかで、北朝鮮が核を使用する兆候をつかんだ段階で、「アメリカとともに先制攻撃を行う」との検討に入ったのだという。やられる前にやるというのだから、それなりの覚悟ができたのだろう。しかし、それは日本にとって深刻ではなかろうか。朝鮮半島で何かが起きれば、そこにいる在留邦人は一体どうなるのだろう。さらに、在日朝鮮・韓国人の数は55万人に達しており、日本に朝鮮半島からの亡命者が殺到するだろう。よほど慎重に対応しなければ、日本は国家として成り立たなくなる。さらに、朝鮮半島で戦争が勃発すれば、中共は混乱に乗じて、尖閣諸島や沖縄を狙ってくるだろう。日本は二正面作戦を強いられるのである。自衛隊や警察は、法整備ができていないために、かなりの犠牲者が予想される。戦後の平和惚けした日本人でも、徐々に深刻さが分かってきたのではないだろうか。難民に紛れ込んで、武装した北朝鮮工作員が潜入してくれば、日本の警察では手に負えないだろう。それは尖閣諸島でも同じだ。頼みの綱は自衛隊である。すぐそこに危機は迫っており、憲法九条を振りかざしても、どこの国も耳を傾けてはくれないのである。
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