草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

鳩山が見習うべきは伊藤博文

2009年10月31日 | Weblog
 鳩山首相や民主党の若手が駄目なのは、歴史に学ばないからだよ。早稲田の雄弁会出身の政治家が活躍した時期があったけど、彼らは司馬遼太郎の『世に棲む日々』などを読んでいて、吉田松陰や伊藤博文を目標にしていたんだよね。鳩山がくだらない答弁しかできないのは、歴史が苦手な理科系だからではないの。伊藤博文は品川の英国公使館に放火した過激派だったんだけど、井上馨と一緒に渡欧し、開国論者になって帰国したんだよ。それって勇気がいることだったんだよね。昔の仲間に襲撃され、井上馨は半殺しの目に遭っているわけだから。普天間移転で苦渋の選択を強いられる鳩山も、やはり同じような気持ちだと思うよ。だったらば、伊藤博文のように前言を翻すことになっても、正直に語ればいいんだよ。党内のエセサヨクになんか気兼ねせずに。そうすれば、国民の不安感が一掃されるのだから。鳩山は想像以上に古い人間で、岩波新書なんかをありがたがって読んでいるんではないかな。だから「人間的な経済」とかいうように、わけのわからない言葉を連発するんだよね。
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