ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

控訴に負けるな!頑張れ詩織さん

2019年12月19日 | Weblog
伊藤詩織さんが望まない性的暴行で苦痛を受けたとして山口敬之氏(元TBS記者)を訴えた東京地裁の判決、詩織さん側の勝訴。当然と思える判決に安堵しました。
山口敬之氏については3年前、当ブログでは著書『総理』でも取り上げています。

『支持率落ちない『総理』の魅力とは』https://blog.goo.ne.jp/ikatsu2006/d/20160910

安倍総理の余り知られていないシリア問題で見せた対米姿勢などにふれたもので私は本書を素直に評価いたしました。また彼は韓国軍のベトナム人慰安所を週刊誌にスクープした記者としても知られています。

ただ、いくらジャーナリストとして力があるからといって進路相談を装って就活セクハラ(レイプ)を行ってはいけない。その後の対応もよろしくない。逮捕寸前での強権発動の停止、1憶3千万円の逆訴訟など見苦しいものだ。

本件、右派系雑誌やネット内では詩織さんを非難する強い調子の声が聞かれる。「意識がなくなるほど酒を飲むとは軽率だ」「レイプのあったホテルでグラビアを撮影したのは売名行為」など。
性的暴行事件につきものの被害者の無警戒、無防備への指摘ですが、仮に100歩譲って被害者側にも落ち度があったとしましょう。それでも第一義に犯行の責任を負うべきは暴行犯の加害者です。鍵を掛けずに物が盗まれたからと言って、犯人の存在を忘れて被害者ばかりを責めているのと似ていませんか。

「法に触れる行為を一切していない」とし山口氏はただちに控訴の意向だという。ジャーナリストなら潔くフェアに行こうよ山口さん。まだ表面に出ていないホテルのドアマンの供述調書もあるらしい。果たして高裁でどうなるか。
それにしてもこの事件も首相官邸と関わった森友、加計の類似にある疑惑事件のそしりをぬぐい切れない。


山口氏が毎日系のTBSの記者であったにもかかわらず毎日新聞の取り扱いは詩織さんの写真入りで大きなスペースで報じ公正さが伝わる。対照的なのが読売新聞。さすが首相の愛読紙、扱いは小さくベタ記事。「検察審査会も不起訴相当と決議していた」と山口氏を擁護するようなニュアンスで終わっている(失笑)



参考過去ログ2017年12月3日
性暴力救済制度を訴える詩織さんhttps://blog.goo.ne.jp/ikatsu2006/d/20171203


レディ・ガガの『White Christmas』。彼女も19歳の時にレイプされ苦しんだ経験がある。
Lady Gaga - White Christmas (Live from 'A Very Gaga Thanksgiving')
コメント
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