ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

戦死者多かった太田高の先輩達

2016年09月05日 | 研究・書籍

旧制太田中(現・群馬県立太田高校)の卒業生の戦死者が学年によっては3人に1人にのぼっていたことが地元の研究者の調査で分かった、とのニュースが報じられました。(朝日新聞群馬版9/5)

手元の同窓会名簿で確認してみました。最近の発行名簿では死亡者は黒丸●表示で統一され戦死者の区別はできません。私の持っている名簿で一番古いもの、昭和42年3月発行=写真=では戦死での死亡者は二重丸◎になっていて一目で判明できます。確かに1937年(昭和12年)から1939年(昭和14年)の卒業生名には戦死の二重丸が多いのに驚かされます。若い命が戦地で散った歴史は古い卒業名簿が静かに語っています。

ちなみに二重丸戦死者の第一号は明治35年3月卒業の須永城一郎氏。農民運動家で無産村強戸を実現した須永好翁の叔父上です。経歴欄に陸士とありますから陸軍士官学校に進学したことを意味します。

再び二重丸の戦死者マークには無縁の非戦な世の中がつづくことを願います。

 

太田高校応援団 応援歌 時は来たれり H28.7.10 桐高戦

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創価学会婦人部の存在

2016年09月04日 | 政治

本来の「平和の党」に公明党が立ち返ることができるよう創価学会婦人部の活躍に注目しています。

創価学会婦人部の組織は、既婚女性やおおむね40歳以上の社会人女性によって構成される。部員数は、推計100万~200万人か。「主張・要求」としては池田大作名誉会長への敬意がとりわけ強い。同会長が憲法9条を高く評価していたことから、公明党には「平和の党」としての姿勢を強く求めている。(SAPIO誌 2016/9)

自衛隊員が海外で交戦することも認める安保法制に、学会婦人部の人たちが納得しているとはとうてい思えないのです。

かつて東京都が美濃部革新自治体だった頃、公明党は革新都政の一翼だった。少なくとも自民党と組むようなことはなかったと記憶しています。群馬県知事選でも山田ゆずる候補が出馬したときには公明は革新野党の側にいた。
私が学生だった頃、学会のご婦人が「自民党だけは絶対ダメよ」と話しかけてきたことを覚えています。

初代会長牧口常三郎氏の非戦論の精神、日蓮宗の教えから照らし合わせてみても憲法改悪・安保法制とは相容れないものと感じます。

創価学会婦人平和委員会が発行した『わたしたちの平和憲法』=動画=は力作です。まさに今日の政治の動きに警鐘を鳴らしているかのようです。公明党議員にはぜひ読んでいただきたい。

創価学会婦人部の復元力に期待いたします。

 

28年前の創価学会婦人部の護憲漫画「わたしたちの平和憲法」

 

わたしたちの平和憲法―まんが (平和への願いをこめて―ジュニア版)
創価学会婦人平和委員会
第三文明社

 

2016.07 『創価大学有志の会』が公明党のあり方に疑問を投げかける

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お昼は戦時食のすいとん

2016年09月03日 | 地域・一般

きょうは邑楽町(群馬)の平和展に行ってみました。
内容は講演会、映画、被災地チャリティ物産、オバマ大統領広島スピーチ原稿などいろいろ。

戦時食再現(無料配布)コーナーですいとんを試食しました。
きょうのお昼ご飯は、すいとんでがんばりました。

終戦の年に生まれた人が71歳。
質素な戦時食を実際に知っている人はますます少なくなっていますね。

「邑楽町平和展」、第33回とありました・・。
これからも続けてほしいナイスな展示会です。

実行委員会のみなさん、お疲れさまでした。

 

『戦争を知らない子供たち』 ジローズ

コメント (1)
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9月2日 VJ Day

2016年09月02日 | 研究・書籍

国際標準ではきょう9月2日が71年前の太平洋戦争(大東亜戦争)が終結した日。大日本帝国が米戦艦ミズーリ号で降伏調印をした日、つまり9月2日が終戦(敗戦)の日ということです。

この日を戦勝国旧連合国ではVJデー(Victory over Japan Day)と呼ぶ。
Wikiによりますと「戦後数年間は全国紙で『9・2降伏記念日』が報じられていたが1955年ごろから「8・15終戦の日」報道が定着した」とあります。

8月15日から9月2日の間にも千島列島では、壮烈な戦いが展開されていました。

占守島の戦い(しゅむしゅとうのたたかい)!!

この戦闘は8月18日~21日ソ連軍が中立条約を破り占守島へ奇襲。日本軍は23日に武装解除。その後捕虜となった日本兵はシベリアへ・・

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

増補 八月十五日の神話: 終戦記念日のメディア学
佐藤卓己著
筑摩書房

 

VJ Day

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「経団連」と「新経連」

2016年09月01日 | 経済

「総資本と総労働の対決」・・今では死語になりましたが、両者のバトルではどうみても労働側に分が無い。それというのも労働サイド内だけが、つねに分裂していたからではないでしょうか。

楽天の三木谷氏が経団連とは別に新経済連盟(新経連)を2012年に設立した。
会員数は経団連の1528に対して521とまだ少数ですが、注目ですね。

際立った対立点は原発エネルギー政策。経団連は原発再稼動推進、他方の新経連は再稼動反対、発送電分離を主張。
自民党への政治献金は経団連は「する」、新経連は「しない」

「SAPIO」誌 2016.9 永井隆リポート参照。

沖縄県の米軍基地問題でも地元経済界がもはや基地経済に頼らない道を選択しています。国家的な重要課題は従来の保守、革新の枠組みでは捉えきれないということでしょう。経済団体の新しい風、新経連の活動に期待しています。

 

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

三木谷レボリューション 新経連と楽天が目指すニューエコノミー
 
朝日新聞社

【新経済連盟】NEST2016 Teaser

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