ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

教員免許更新制は廃止すべし

2020年09月09日 | 教育・文化
「教員免許更新つらかった」という学校の先生の声が新聞投書欄に載っていました。(毎日新聞みんなの広場2020/9/7)

教員の免許更新制どうなっているのか調べてみました。

免許状有効期間 10年
更新講習 必修&選択科目 30時間
講習個人費用 3万円



更新試験にパスしないと失職してしまう!!
これは精神的にもきついですね。


更新講習の受講資格は現職の場合、校長の証明書が必要

これもきつい、これでは校長には一切逆らえませんね。この管理強化も目的の一つなのでしょう。

この更新制度、第一次安倍内閣が教育再生をねらい起案し2009年4月から始まっているということです。その後、民主党政権になり見直す方向でしたが進展しないうちにまた安倍政権になってしまった。

これはどう見ても教育への公権力の支配介入・強化です
教員の生殺与奪権をお上にすっかり与えてしまったかのように思えます。

新聞投書の先生は中学の教員64歳。「いつもと逆の立場になって改めて生徒のつらい気持ちがよく分かった」さらには「年齢のせいか暗記力も低下していて、試験を受けるのが正直怖かった」と個人的な感想を述べ、特にこの更新制度の是非そのものには触れていなかった。

しかし私は改めてこんな制度が実施されていることに驚きました。今、教員の間でメンタル疾患者が増えているのもうなずけますね。更新制度がそれを助長しているのではありませんか。

やはりもう一度、本物の「政権交代」が必要です。この制度、即刻廃止のためにも。

今宵はチャックベリー先生と歌いましょう♪♪


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



Chuck Berry "School Days"
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